登 山 vol.6

2011.10/10(日)〜11(月) 天気:快晴、晴れ
 北アルプス 奥大日岳登山(黒部下ノ廊下 転進)
をしてきました。
 メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:ヘルメット(使用せず)
 今回の登山行程は、前夜発車で扇沢Pに0:00着し小宴会後仮眠をとり、
 6:40-7:30扇沢=9:10室堂〜9:50-10:15雷鳥沢キャンプ場〜10:45-50稜線〜12:30-13:00奥大日岳〜14:15稜線〜14:35雷鳥沢キャンプ場(泊)、
 8:25-9:50雷鳥沢温泉、10:50雷鳥沢キャンプ場発〜11:45=13:20扇沢Pの1泊2日です。

 北アルプス黒部下ノ廊下を縦走すべく扇沢で、黒部ダムまでのトロリーバス片道キップを買おうとするが売ってくれない。
 いったいどうゆうこと?と憤慨していると、地震による土砂崩れで通行止めで往復じゃないと売れないとのこと。
 それなら内蔵助谷から池の平に向かうのでと交渉し、なんとか片道キップをゲットする。いきなり出ばなを挫かれた感じである
 黒部ダムに到着しショートカット登山通路を行こうとすると、バスの係員がダムから降りる道も危険なので通してくれない
 様子だけ見るだけと説得し通してもらうが、路肩などは地割れしているし命を掛けて行くところでもないので転進を検討する。
 室堂まであがり雷鳥沢をベースにどこか行こうということになり2人とも登ってない奥大日岳を登ることにする。
 
ケーブルカー・ロープウェイ・トロリーバスと乗継ぎ室堂に到着する。ミクリガ池〜地獄谷を通り雷鳥沢キャンプ場に到着する。

 テントを張りただちに出発準備をする。くずれる心配のない天気なので空身でカメラと水筒のみを持って稜線に向かう。
 先週降った雪は溶けているが残念ながら紅葉は終わっている。
 立山は逆光でうまくカメラに収めることはできないが、稜線を進むにつれ劔岳が姿をあらわす。
 何度見ても神々しい岩峰であり、一番好きな山は聞かれると劔岳が最初に頭に浮かぶ山である。
 稜線の登山道はなだらかで歩きやすいく快適な尾根歩きが楽しめる。
 早月尾根のスカイラインや日本海がはっきり見えるころに奥大日岳山頂に到着する。
 360度のパノラマを楽しみ劔岳をたくさんカメラに収めのんびりする。
 飽きない景色であるが時間もころあいなので名残惜しいが戻ることにする。
 戻るとビールを買出し、いつもの“八海山”で大宴会が始まる。夕食は“ポトフ”と“たらこスパゲティ”で満腹になる。

 朝目が覚めると立山には雲がかかっている。これでは写真も撮れないので二度寝すっかり明くるなるころに起き出す。
 朝食はいつもの“ミルクティー”と“棒ラーメン餅入り+バナナ”です。
 さて今日は何をするか相談するがN氏は寝るというので、わたしは温泉に行くことにする。
 何度も来ているが室堂は通過するだけなので温泉に入ったことがないのである。
 地獄谷の源泉掛け流しは底に泥がたまっており、これを肌に塗るとスベスベになる硫黄泉である。
 良い湯なのでおもいのほか長湯してしまった。テント場にもどり立山を眺めているとN氏が起きて来たので下山することにする。
 下ノ廊下に行けなかったのは残念であるが、たまにはこんなのんびりした山行もいいものである。

 黒部ダムにて、後方には立山が見えます。下ノ廊下が通行止めなので室堂に向かう。

 黒部平から見た立山連峰です。ナナカマドはちょうど色づいており、この標高が見頃であった。

 室堂から地獄谷を通り雷鳥沢キャンプ場にむかう。ものすごい湯量だと感心する。

 雷鳥沢キャンプ場にて今夜の宿設営完了です。今回はゴアテックスのテントなので結露もなく快適なはず

 称名川の源流を渡り登山道に向かう。はるか彼方に奥大日岳が見える。

 一番高いのが奥大日岳のピークである。なだらかな稜線は歩きやすい。

 チングルマの大群落が風にたなびいています。風情があって心が和みます。

 右を仰ぎ見ると劔岳▲2,999mが見えます。だんだん見えてくる姿は壮観です。

 眼下には立山高原にアルペンルートの道路が見えます。高原の形状がはっきり判ります。

 奥大日岳▲2,605.9m山頂です。後方には日本海が見え、そして天気は最高でした。

 早月尾根から劔岳〜劔御前のスカイラインが美しいです。左奥には猫又山が見えました。

 劔尾根を初登としたクライマーが我がクラブにいたと聞いたが、あんなとこ登るのは猿としか思えない。

 別山乗越に向かって稜線を歩きます。今日は気温も高く気持ちいいハイキングができました。

 立山連峰(大汝山)▲3,015mです。昼までは逆光で上手く写真撮れなかったが帰りは良く見えます。

 雷鳥沢温泉です。おもいのほか良い湯なので、おためしあれ。

 

2011.09/23(金)〜24(土) 天気:曇り→晴れ、快晴
 南アルプス 塩見岳登山をしてきました。
 メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 今回の登山行程は、前夜発車で鳥倉林道ゲートPに5:00着後仮眠をとり、
 9:15発〜9:55-10:00鳥倉登山口〜11:10-15豊口山コル〜12:45-50豊口山分岐〜12:15三伏峠小屋(泊)、
 3:40発〜5:00-10本谷山〜7:10-20塩見小屋〜8:40-9:25塩見岳(西峰/東峰)〜10:45塩見小屋〜12:30-40本谷山〜14:00-30三伏峠小屋
 〜14:45豊口山分岐〜15:45豊口山コル〜16:20鳥倉登山口〜16:50鳥倉林道ゲートの1泊2日です。

 南アルプスで最後の百名山になる塩見岳をめざして鳥倉林道を歩き出す。
 空気はからっと乾いており山はすつかり秋である。しらばく歩くと舗装路が終わり鳥倉登山口が左手に見える。
 下草も刈られよく整備された唐松林の間を登る。適度の間伐された樹木の幹の鹿害防止のナイロンが不思議な空間をかもしだしている。
 豊口山のコルを過ぎるとミズナラの原生林になるが、根元にはフカフカの苔が一面の敷き詰められている。
 この高さはちょうど雲が沸き出す高さでとても湿気が多いのだろう。このあたりは空気が違う感じがする。
 何本かのルンゼをトラバースする場所は木道がかかっており足場はしっかりしているが落石には注意が必要だ。
 尾根になり急登をジグザクにのぼりきると三伏峠小屋に到着する

 鳥倉林道終点のゲートです。綺麗なトイレと登山ポストがあり車は30台程度止めれる駐車スペースがあります。

 鳥倉登山口です。道はよく整備されており大変登りやすいです。登りの斜度もきつくなくいい感じです。

 唐松林を見上げる。適度に間伐され下草も刈られていて、気持ちのいい空間ができてます。

 水場です。わき水でもなさそうなのですが、冷たくて美味いです。山小屋では飲料水は買うことになるので、ここで汲んで行くのも手です

 今晩の宿三伏峠小屋に到着です。改修したばかりなのか綺麗でした。受付のあんちゃんは愛想悪いのですが、とーちゃんは愛想いいです。

 夕食はカレーです。北アルプスの山小屋にくらべると質素ですが果物やお惣菜がついて、まずまずの食事です。

 山小屋で一番に起床して忍者のように荷物を持って小屋を出る。小屋前のベンチでお湯を沸かし朝食をとり準備する。
 いよいよ塩見岳アタックに出発です。今日は約13時間歩行なのでペース配分に注意しないといけない。
 ヘッデンを点けて普段よりかなりゆっくりと歩き、まめに呼吸を整えながら登る。
 三伏山も本谷山もはっきりしたピークと道標があり安心して歩ける。
 樹林帯に下るトラバース道になるころに明るくなる。大きく下るのかと思っていたが、それほどくだらないのでほっとする。
 水は2.5L持ってきたが、ところどころに細い沢があり水は確保できそうである。
 樹林帯を登ると塩見新道分岐に出合い眺望が開ける。そこからまもなく歩くと塩見小屋である。

 天狗岩のガラ場南側を巻いてコルに下ると雷鳥の親子と出会いしばし写真タイムとなる。
 そして最後の西峰の岩稜を登るが特に危ないところは無い。ここを登りきると塩見岳(西峰)山頂である。
 山頂は雲一つない快晴で360度のパノラマであり至福の時間のはじまりである。
 しばし写真撮影タイムをとり最高峰の東峰に行くが5分もあれば行ける。
 展望はこちらの方が良い。山頂が狭いのでゆずりあいながら写真を撮る。
 しかしいつもながら肉眼でみないとこの景色のすごさはわからないのである。
 たっぷりと展望をたのしんだら西峰に戻って昼食をとる。崩れる心配のない天気なのでのんびり過ごすことができた。

 これから長い戻りの行程がはじまるが不安は無い。夜で景色がわからなかった尾根道を写真をとりながらのんびり歩く。
 ところどころのピークや林の隙間から見える塩見岳は立派な山である。
 三伏峠小屋に戻るとさすがに眠くなり昼寝をしてしまうが、これは最高に気持ちよかった。癖になりそうである。
 あんまりのんびりすると暗くなってしまうので、名残惜しいが下山することにする。
 登りの唐松林・苔むしたミズナラ・気持ちのいい尾根道・すばらしい塩見岳と南アルプスの展望とすべてが良!グッドであった。

 早朝2:40起床し、カップラーメンとビスケットで朝食をとり3:40に出発です。おそらく気温は0度近いと思います。

 三伏峠小屋幕営場の脇をすぎると塩見岳と荒川岳への分岐を左へ向かう。真っ暗な登山道を歩きますが、意外と夜道は好きなのである。

 本谷山▲2,657.9mにて東の空が白み始めました。塩見岳のシルエットが美しい。残念ながらご来光は塩見岳の陰で見ることはできないもよう。

 塩見岳をバックにいよいよ山頂も目前です。逆光で山頂が良くみえないのが残念です。

 伊那谷と遠くに北アルプスを望む。やはり良い天気の縦走は楽しいです。

 雷鳥の親子が草をはんでいますが、ここまで無警戒で大丈夫なの?人慣れしてしまってまったく気にしないようです。

 塩見岳(西峰)▲3,046.9mです。三角点はここにあります。すぐそこが東峰で遠くに富士山も見えます。

 塩見岳(東峰)▲3,052mです。最高峰はこちらになります。眺望もこちらがいいのですが山頂は狭いです。

 山頂より間ノ岳▲3,189m方面を望む。こんなにお天気がいいのに仙塩尾根に向かえないのは残念です。いずれ歩いてみたいです。

 山頂より蝙蝠岳▲2,864.7m方面を望む。仙塩尾根を縦走して向こうに下山してみたいと思わせる尾根道です。

 山頂より悪沢岳▲3,141m方面を望む。深い谷が語源なのか?手前に見える山は無名峰のようです。

 北岳・甲斐駒ケ岳・仙丈岳の山々が一望できます。空の青さがすばらしいです。

 塩見小屋と塩見岳バットレスです。とても小さい山小屋で泊まるにはかなり前から予約が必要です。

 本谷山より塩見岳を遠望する。ここの谷は本当に雲が湧きやすいようです。あの苔むした中腹がなぜあるのか判った気がしました。

 三伏峠小屋まで戻ってきました。ここでの昼寝が気持ちよかった。長い行程もあと少しです。あとは一気に下山します。

 

2011.08/28(日) 天気:晴れ
 二口山塊 大行沢カケス沢右俣遡行してきました。
 メンバー:ガストン親方・N氏・G氏・Appleの4人パーティ。 装備:ザイルφ8.0×30m 2本、アブミ、ハーケン
 今回の登山行程は、前夜発車で二口キャンプ場Pまで入り小宴会後仮眠、
 6:06発〜6:08入渓〜6:37下部ゴルジュ3m滝〜7:21岩小屋6m滝〜8:26-37ゴーロ帯〜8:54-9:20二段10m滝〜8:44-50ケモノ沢出合〜10:24-41カケス沢出合
 〜10:48 8m滝〜12:13樋状滝〜13:03-10北石橋〜13:40カケス沢出合〜14:20-48樋の沢避難小屋〜15:52-16:00京渕沢〜17:12二口キャンプ場Pの1日です。

 蚊の猛攻を受け否応無く早くに起き出す。しばし散歩した後朝食をとる。
 アプローチ0なので、ハーネス・ガチャ類・ヘルメットを付け出発する。
 入渓するとまもなくよく記録写真にでてるU字型のゴルジュが表れる。
 早朝の水は冷たいドボンは嫌なので慎重に進むが、後方でドボンの音が・・・思わずニンマリする。
 しばらく滑床を歩くとローマの円形劇場のような滝と滝壺が表れる。
 エデンの園に出てくるような美しい光景である。しばし見とれる暇もなく親方はロープを引きサッサカ攀っていく。
 この後は長いゴーロ歩きで釣竿を出したいが行程が長いのであきらめる。
 京渕沢の大滝を右手に眺めると、まもなく2段10m滝に出会う。
 水流左側を攀り滝上でハーケンを打ち確保、滝壺左より回り込んで水流左側を攀る。
 美しいブナ原生林の中を延々と滑床を歩く。ここが大行沢のゆえんであろうが、長いので飽きます。

 カケス沢出合にて休憩と行動食をとり、ミニ滑床を登って行くとまもなく小滝が表れる。
 フリーで攀るにチト悪いので、2m滝・3m滝共お助け紐出動。
 ゴルジュ帯に入ると8m滝は左側カンテ風草付きを登り釜左灌木で確保、釜を渡り右側草付きを登る。
 小滝を難儀しながら越えていき3m樋状滝は突っ張りで登る。
 この後も小滝が出るがフリーで攀るにはチト悪いし時間も押してきたので登山道に出るべく高巻するが、これが裏目にでて大きく時間ロス。
 登山道より北石橋に到着し記念撮影完了後ただちに下山する。普通は登山道を登って手前の沢を降りて北石橋をくぐるようである。
 本流に戻り滑床を歩き6m滑滝を超えると樋の沢避難小屋に到着する。ここで遡行終了し登山道で下山する。

 苔むしたゴルジュ帯です。ころあいの斜度がヘツリをしてしまいドボン多発地帯である。水流を歩いた方が早い。

 赤茶けた岩質の滑床です。水も澄んでいて快適な沢歩きができます。

 大きな岩小屋がある6m滝です。大行沢一番の美しい滝かなと思います。左側を直登します。

 2段20m滝の一段目です。水流左側より取付き、水流に向かって斜めにバンドを攀ります。

 2段20m滝の二段目です。両方登れると思うが今回は水流左側を登る。

 ブナ原生林の中の滑床。マイナスイオンを浴びての遡行ができます。

 カケス沢右俣のゴルジュ帯の8m滝です。左側より巻ぎみに登りましたが足場は悪いです。

 カケス沢右俣の3m樋状滝です。突っ張りで登れますが、大股開きは中高年にはきついのでフッド&ヒップで登ります。

 お助け紐でビレイするガストン親方。足場の悪い中理想的なフォームで確保しているのは流石です。

 北石橋の下を流れる滑滝です。中国にあるような立派な石橋なので一見の価値ありです。

 北石橋の上部です。橋の上を渡ってみたかったが、時間も押してきたので見送る。

 6m滑滝です。ここを越えると樋の沢出合です。時間切れでここで遡行終了です。

 

2011.08/14(日) 天気:晴れ
 夏井川 背戸峨廊遡行してきました。
 メンバー:ガストン親方・N氏・I氏・G氏・Appleの5人パーティ。 装備:ザイルφ8.0×30m、アブミ、カム、ハーケン
 今回の登山行程は、前夜発車で背戸峨廊Pまで入り小宴会後仮眠、
 8:05発〜8:08入渓〜8:35-54岩タタミ〜9:08-42トッカケの滝〜9:50-10:17釜ん淵の滝〜11:11竜門の滝〜12:10
-45三連の滝〜14:17駐車場の1日です。

 朝早いと水が冷たいので、ゆっくりと起き出し朝食をとる。
 アプローチ0なので、ハーネス・ガチャ類・ヘルメットを付け出発する。
 入渓するとイワナが走り魚影が濃い。原発事故で汚染されているかもしれないし、釣り師があまり入らないせいかと思う。
 屏風岩を抜け回り滝を超えると3mながらハング状の滝が表れる。親方がちょっとためすと取付くがフットホールドが無いらしくショルダーで突破。
 河原を進むとトッカケの滝が表れる。巻かなと思っていたら親方は登るべくルート捜しが始まり皆後に続く、残置ハーケンもあり無事登攀する。
 ここを超えるとすぐ10m滝が表れる。巻道は無いのでここも登攀する。ホールドもちゃんとあり攀りやすい。
 だいぶ時間使ったし空も曇ってきたので、この後はガンガン飛ばす。
 三連の滝で遡行終了としここでランチにする。滝上部を偵察して登山道より帰ることにする。
 地震の影響であちこち崩壊しているので注意が必要だが、登れる滝も多く思った以上に楽しめる沢であった。

 岩タタミ3m滝をショルダーで攀るガストン親方。ここは登ろうとちゃっちゃとルート工作をする。

 ルート工作された3m滝に取付く。アブミがあるのでセカンド以降は簡単に登れます。

 登攀中上から見たトッカケの滝15mです。右側草付きを登り途中のテラスから水流右をザイルを使って登ります。

 釜ん淵の滝10mです。水流左を登りますが、上部はあえて水流の中をシャワークライミングします。

 片鞍の滝10mです。ここは右側の梯子をつかって巻きます。

 竜門の滝20m。水流左側を登りますが、上部が滑ってすこしいやらしい感じです。

 黄金とろかしの滝8m。右側水中をヘッって取付けば、あとはどこでも登れます。

 竜の寝床です。水流中央はヌメっているので滑ります。チャレンジしましたが、あえなく後ろ滑り台状態になりました。右側水流より登ります。

 三連の滝15mです。時間もころあいなので今回の遡行はここまでとする。腹が減ったのでここでランチをし下山する。

 

2011.08/05(金)〜07(日) 天気:晴れ→雨、晴れ→雷雨、晴れ→雨
 北アルプス 蝶ヶ岳〜常念岳〜大天井岳〜燕岳縦走登山をしてきました。
 メンバー:単独。 装備:ツェルト型ビビィザック、シュラフカバー
 今回の登山行程は、前夜発バスで上高地バスターミナルに5:20着、
 5:48発〜7:03明神館〜7:52-57徳沢園〜11:58長塀山〜13:00-05蝶ヶ岳〜13:15蝶ヶ岳ヒュッテ ツェルト
(泊)、
 4:48発〜4:54-5:05瞑想ノ丘〜5:36-56蝶槍〜9:46-10:05常念岳〜11:12-11:47常念小屋〜14:16東天井岳〜15:11大天荘(泊)、〜18:16大天井岳
 5:41発〜6:05-10切通岩〜07:16大下り〜8:41-58燕山荘〜9:21-24燕岳〜10:00燕山荘〜10:41-45合戦小屋〜12:36中房温泉の2泊3日です。

 北アルプスで最後の百名山になる常念岳をめざして上高地を出発する。
 すこし遠回りになるが河童橋を渡り自然散策路を通って行くことにする。
 
なかなか美しい風景でありこちらの道がお勧めである。
 小川にはイワナが優雅に泳いでいる。
釣りたい・・・と思っている内に橋を渡り明神館に到着する。
 ここで初めて本格的な山ガールに遭遇する。山雑誌で見たハンミョウのようなスパッツだ!ほんとうにはくんだと感心する。

 夜行バスに一緒に乗っていたソロの女性と途中まで話しながら歩く。
 たわいもない話しをしていたのだが、昨年槍ヶ岳北鎌沢で遭難したつくばの青年の友人とのこと。
 私の知る限りのことを話すが、もしかして慰霊も兼ねた槍ヶ岳縦走なのかもしれない。
 徳沢園で良い山旅をと握手をして分かれ、私は一路長塀尾根に取付く。樹林帯の長い道でこれといった目玉はない。
 森林限界をぬけるとすぐに蝶ヶ岳山頂につく。登頂記念写真を撮りすぐにテント場に向かう。
 ツェルト型ビビィザックを張り、まずはビールで乾杯!つまみは枝豆で、至福の時である。

 河童橋からの梓川です。奥には昨年縦走した奥穂高岳から前穂高岳への吊尾根のスカイラインが美しいです。

 河童橋を渡り自然散策路を歩きます。緑と水にかこまれたいい感じの木道の遊歩道です。美味そうなイワナが沢山泳いでいます。

 明神池で自然散策路は終わり、橋を渡ると明神岳▲2,931mが大きく見えます。ここまでは良い天気でした。

 徳沢園で水を補給して長塀尾根に取付きますが、樹林帯の中で眺望は無し。たいくつな登山道が続きます。

 長塀山▲2,564.9mです。ここも眺望はなく、ここで初めて写真のおねーさんに出合ことになるが、あっさり抜かれる。

 妖精ノ池である。あまり期待はしていなかったが、あ!そ〜ってな感じである。完全に名前負けではないかと思う。

 蝶ヶ岳▲2,677mに到着です。気にしてなければ通り過ぎてしまいそうなピークです。

 今晩のホテル、ツェルト型ビビィザックです。寝てしか使えませんが、なんと240gの軽さが魅力です。

 夕暮れ時の稜線です。入道雲がもくもくと時おり雨にみまわれます。炊事は外なので出たり入ったりと難儀します。

 昨夜は雨だった。ナイロンツェルトは結露するので中も水滴が落ちてくる。
 シュラフカバーのみではやはり寒かったが、まあまあ寝れたのでまずまずである。
 日の出前に起き出し、朝食をとりツェルト撤収し暗いうちに歩きだす。
 瞑想の丘でご来光を待つと長塀尾根で会ったおねーさんと会い写真を撮ってもらう。なかなか良い腕をしている。
 朝日が昇ると穂高連峰は神々しく美しい。しばし写真タイムをとりいざ出発する。
 途中、蝶槍で慶応大ワンゲル部としばし談笑したあとコルに向けおおきく下る。
 常念岳までのアップダウンは意外にきつい。地元の親子がついてくるだいぶへばっているようなのでサポートし先導することにする。
 岩稜の急登を登りきると常念岳山頂だか、残念ながら雲の為展望なし。

 食事をとりたかったのだが、まもなく雨になり先に進むことにする。途中三俣への分岐でさきほどの親子と別れ常念小屋に向かう。
 常念小屋につくころには土砂降りの雨になり、小屋前のベンチで傘をさしながらパンをかじっていると写真のおねーさんに会う。
 これからのお天気と行動を聞かれるが、もちろん大天井荘に向かうと言う。先に出発するが簡単に抜かれてしまう。
 さらに横道岳付近でソロおねーさんたち2人にまたまたブッチギられてしまいまだ復調してないのかとヘコム。
 東天井岳をすぎ稜線を歩く頃には雷雨になるが、まだ遠いので逃げる準備をしながら進む。
 なんとか大天井荘にたどり着いたが豪雨のため小屋泊まりとする。
 夕方になると雨が一時あがったので大天井岳に登る。山頂ではブロッケン現象が表れており大騒ぎであった。
 ここでさきほどの三人のおねーさんたちと再会ししばし談笑する。トレイルランナーだと聞きなるほどと納得する。

 瞑想ノ丘で朝日を迎えます。偶然昨日のおねーさんに会い写真を撮ってもらう。構図と露出調整が上手いです。

 横尾への分岐付近で槍バックに記念撮影をする。もちろん穂高バックも撮っている。

 蝶槍で話しているうちに仲良くなり慶応大ワンゲル部との記念撮影をする。昨日おなじ幕場にいたようである。

 蝶槍から遠望する。これから向かう常念岳であるが立派な山容である。前常念岳の稜線も美しい。

 常念岳への最後の登りです。この時地元の親子をサポートしておりなかなか進まなかったが、旅は道連れである。

 常念岳▲2,857mに到着です。雲のため展望はなかったが北アルプス最後の百名山は感慨深いものであった。

 常念岳山頂から雨にふられ、東天井岳▲2,814m付近で雨が一時おさまる。一ノ俣谷源流はやさしい感じで、いつか遡行してみたものである。

 ブロッケン現象で皆興奮しています。何度か見たことありますが、こんなにはっきり見えるのは珍しいかもしれません。

 大天井岳▲2,921,9mでのスナップ写真です。これも写真のおねーさん撮影です。バッチグーです。

 小屋は雨のせいなのか意外にすいていて快適であった。
 朝食をすませ外に出てみると晴れており槍ヶ岳・穂高連峰が一望にできる。
 昨夜は土砂降りだったとのことで小屋泊まりにしたのは正解だっと思う。
 今日も昼には雨の予報なので早めに出発する。大天井から燕への表銀座コースは、なだらかな稜線歩きなので快適である。
 槍ヶ岳を振返りながら、コマクサをめでながらのんびり歩く。
 燕山荘に着き赤沼社長に挨拶しに小屋に入ると、知人のパーティがいたのでしばし談笑する。
 空模様もあやしいのですぐ燕岳をピストンすることにする。合戦尾根は雨の中の下山になり眺望なしでもくもくと下る。

 朝食をすませ、外に出ると大天荘から槍・穂高が一望に見えます。

 表銀山コースの稜線です。歩きやすそうななだらかな山並みで、遠くには立山が見えます。

 ふりかえると大天井岳が、とても立派で眺望も抜群な山です。今回とても好きになった山です。

 2699mピーク付近から見た槍ヶ岳です。右につながる稜線が有名な北鎌尾根です。

 大下りから2678mピークを見上げる。大下りというだけあって、ものすごく下ります。

 2678mピークの道標です。後ろに見えるのは高瀬川源流の天上沢です。いづれ遡行したいと思っています。

 燕岳と燕山荘が見えます。この稜線はコマクサの大群落があり良い登山道です。

 燕岳▲2,762.9mに到着です。これで目的の山はすべて登りました。眺望もいま一なのでこれから下山します。

 合戦尾根は雨の中の下山になりましたが、予定どおり到着しました。ここで汗を流してビールで祝杯をあげる。

 

2011.07/16(土)〜17(日) 天気:曇り→晴れ、晴れ
 早池峰山・栗駒山登山をしてきました。
 メンバー:単独。 装備:特になし
 今回の登山行程は、前夜発車で河原坊Pまで入り仮眠、
 5:51発〜7:51打石〜8:35-8:54早池峰山〜9:40五合目御金蔵〜10:50小田越〜11:24河原坊、車で移動し須川温泉P
にて車中(泊)、
 4:55発〜5:26名残ヶ原〜5:55-6:05昭和湖〜6:45天狗平分岐〜7:03-35栗駒山〜8:10産沼分岐〜9:15名残ヶ原〜9:28賽の河原〜9:45須川温泉の1泊2日です。

 かみさんの休みの7/20に一緒に行く計画を立てていたが、どうも台風が直撃するようないやな予感がする。
 なんせ今までに3回計画を立てて行けないでいる山である。いける時に行かないと・・・そんな訳で急遽出動する。
 ザック等を車に積んで、水戸で仕事の会議・懇親会に出席、酒も飲まずにコンパニオンと山の話で盛上がった後に一路東北を目指す。

 岳までしか車で入れないと思っていたが5時〜13時が普通車の交通規制の看板があり、いいのかな〜と思いながら河原坊まで入ることにする。
 2時間ほど仮眠をとり出発することにするが、地元のボランティアのおっちゃんと山の話で盛上がっているうちにバス2台分の団体客に先行される。
 今は人気のハヤチネウスユキソウの咲くシーズンなのである。油断は禁物と後を追い入山することにする。
 山ガール風の山ババたちをぶち抜きサクサクと登るが、病み上りを思い出しペースダウンしのんびり登ることにする。
 ガスが晴れ視界がよくなるが蛇紋岩の急登はなかなか手強いのである。
 花の写真を撮りながら登るうちに山頂に到着する。三角点をふんづけた後とりあえず登頂記念の写真を撮る。
 ハイカーのおっちゃん達とおしゃべりしながら行動食を食べていると例の団体さんが到着したので山頂を後にする。
 ここは固有種の高山植物が多くたくさんの花が見ることが出来た。

 朝靄の中出発します。キャンプ場の水は濁ってて飲めませんが、ビジターセンターの壁に飲料水があります。

 ミヤマシャジンです。沢沿いの道を徒渉しながら登ると脇にに咲いています。心が和む紫色の花ですが種類が多く特定が難しいです。

 沢沿いの登山道は途中から岩場の急登になります。途中にハヤチネウスユキソウなどの高山植物が咲いています。

 蛇紋岩のスラブです。雨の日はさぞかし滑ると思いますが、右側の岩場から簡単に登れます。ロープ使う人いるのかな?

 打石あたりから登ってきた登山道を見る。遥か眼下まで見通せます。意外と急勾配なのがわかると思います。

 薬師岳▲1,644.9mです。小田越をはさんで反対側にある山ですが、樹木がたくさんあります。蛇紋岩の山ではないのだろうか?

 山頂近くで見つけたカタツムリです。高山で見るのは初めてかもしれません。なんて種類なんでしょうか?

 早池峰山▲1.917mの山頂に到着です。記念撮影をしてもらい行動食を食べながらおしゃべりも楽しいもいのです。

 ミヤマシオガマです。山頂から小田越に向かう平原でみれます。アゲハチョウが忙しく蜜をすっています。

 ハクサンチドリです。これもよく高山で見かける花ですが、月山ではめずらしい白の花を見たことがあります。

 チングルマです。可憐な花びらが高山植物ならではです。好きな花の一つで、花が終わったヒゲヒゲも哀愁があっていい感じです。

 キバナノコマノツメです。スミレの仲間で弱々しい感じです。葉の形が馬蹄ににてるのでこの名前ついたようです。

 ミヤマアズマギクです。どこの高山でも見られる花ですが、酸性雨の影響か?花が大分白いです。

 山頂近くの平原で木道でちゃんと整備されています。高山植物が沢山咲いていますので、花の観察にはもってこいの場所です。

 小田越ルートに下るとすぐにスラブに梯子があります。一つ目は交互通行で、二つ目は一本しかないのですが右側から歩いて下れます。

 五合目御金蔵に続く登山道です。緑の低木帯がとても美しいです。昼寝をしたかったのですが、日差しが強くて暑かった。

 ミヤマオダマキです。キンポウゲ科の植物でいろいろな高山で見ることができますが、変わった花びらをしています。

 ホソバナツメクサです。小田越ルートの下部で見ることができます。カトウハコベと同じ場所に咲いています。

 カトウハコベです。ここのほかに至仏山や夕張岳などに稀産する蛇紋岩植物です。ツメクサとは葉の違いで見分けます。

 ハヤチネウスユキソウです。最後になってすばらしい一輪が咲いていました。日本のエーデルワイスと呼ばれています。

 振り返ると蛇紋岩と緑のコントラストが美しいです。まもなく小田越に到着しますが、早くついてもゲートが閉まってて車が出せません。

 車で移動し須川温泉へ向かう。途中一関でガソリンを入れ、ひさびさにカツ丼を食したが美味かった。
 下界は猛暑であり気温が37度あった。(^_^; たまらずイオンで買出して山に行って宴会をすることにする。
 がっちり爆睡したので目覚めは最高である。硫黄のかおる源泉脇を通り入山する。
 名残ヶ原あたりで戻ってくる山ババたちが熊がいると騒いでいた。
 朝一は熊も登山道をあるいているので不思議はないだろうと気にせず進む。
 昭和湖で山に入っていく小熊がいた、おそらくあの熊なのだろう。
 ガンガン照りの中山頂を目指し山頂に着くころにガスがかかる。
 山頂で写真を撮ってもらったおっちゃんが福島市在住で原発関連のいろいろな話をした。
 鮎が汚染されてダメになったそうだ、すると例の吾妻のイワナもダメだろうか・・・とても残念である。

 須川温泉の車中泊では爆睡し、すがしい朝を迎えました。露天風呂脇より源泉をみながら入山します。

 源泉の温泉神社の溶岩ドーム?このしたから毎分6,000Lの温泉が湯水のごとく流れ出しています。

 登山道途中には水蒸気が出ている穴などがあり、丘を超えると名残ヶ原にでます。

 天狗平に向かう登山道です。山スキーにはすばらしい斜面になるのではないでしょうか。

 なだらかな頂が栗駒山です。登山道はよく整備されており歩きやすいのですが、太陽が・・・暑いです。

 昭和湖です。乳白色した神秘的な湖です。湖畔反対側の山に熊が入っていきました。

 栗駒山▲1.627.4mの山頂に到着です。記念撮影をしてもらった福島市在住のおっちゃんと原発問題の話で長居してしまいました。

 名残ヶ原全景です。たくさんの人たちが湿原の木道を歩いています。ここまで散策にくるだけの人も多いようです。

 賽の河原です。白い砂状の丘があの世をイメージさせるのでしょう。もうすぐ須川温泉に到着です。

 

2011.07/10(日) 天気:晴れ→雷雨
 草津大沢川毒水沢遡行してきました。
 メンバー:単独。 装備:ザイルφ8.0×30m(使用せず)
 今回の登山行程は、前夜発車で浅間山火山博物館で仮眠して朝仕事〜万座ハイウェイまで移動して仕事、そして天狗山スキー場Pまで移動、
 8:00発〜8:09登山道〜9:29-10:00毒水橋[入渓]〜10:40-55香草温泉〜11:27二俣〜12:28雪渓〜13:00登山道〜13:43白根山レストハウスの1日です。

 大病を患ってからの始めての登山になる。どの程度できるのか不安でもあり久々の山行は楽しみでもある。
 仕事で草津白根山の行かなくてはならないので、いい沢は無いかと探してみたら途中に秘湯がある興味深い沢を発見する。
 いろいろスケジュール調整し、実施することが可能であることがわかる。後は天気しだいである。

 入山した時は良い天気であったが、入渓して滑床を登っていると白根山のほうにあやしい黒雲が・・・。
 のんきに入浴している暇は無さそうであり、常にエスケープルートをさがしながら遡行することになる。
 詰めの二俣でポツリと雨が、涸れ沢にはいると豪雨になり足も完全にツリ大きな岩の陰で雨宿りをするがいかんせん沢の中、
 ここも水没するのは明白であり、すこし小降りになったところで行動を再開する。
 濁流とかした涸れ沢沿いに登山道を目指すが、足にきており一歩一歩ふみしめる感じである。
 雪渓脇を通過するころには、足場もよくなり登山道に出る。
 予定を変更して白根山レストハウスに向かいバスで天狗山スキー場に戻る。

 草津国際スキー場は三ヶ所のスキー場の総称のようで、天狗山スキー場と言わないと地元の人は判らないようである。梅雨明けしたらしく良い天気だ!

 ガンガン照りの中アスファルト道路をてくてく歩くとまもなく登山道の入口にでる。でっかく熊出る注意せよにコンパスと共に熊鈴を着ける。

 登山道は広く木々がかぶっていて涼しい。なだらかな道をしばらく行くと途中の蟻の戸渡りの標識が、戸隠山を想像していたがぜんぜん危なくない。

 途中に常布ノ滝展望台があるので寄り道をして見学するが。遠くでかすかに見えるだけある。滝下まで行く道があるが封鎖されているので止めにする。
 湿原が脇に見えると、まもなく毒水沢橋にでる。ここで沢靴に履き替えハーネスを着ける。沢にはでっかく立入り禁止と書いてあるので這って入ることにする。
 沢に入り白濁した水を口に含んでみるが、酸っぱくて飲めない。毒水沢のゆえんである。沢のところどころの水たまりには湯の花が沈殿している。
 明るい滑床をあるいていくとガッンと大きな滝があらわれる。30mほどあるが一目で登れないと判る。右よりはっきりした巻道がある。
 小さな滝を超えていくと、大きめ滑滝がある。水流右側より登れる。岩のフィリクションが効くのでフェルト底よりアクアステルスのほうが相性がいいようだ。
 いよいよ香草温泉を思わせる滝があらわれる。草津温泉特有の緑の岩が源泉のようだ。水流右側よりすんなりと登れる。
 第一番目の源泉である。湯はちょろちょろなので入るのは難しいが、天然のサウナのような構造になっている。今回は夏なので遠慮したい感じだ。 
 第二の源泉である。思ったより湯がたまってなく。入るのにはそうとうな土木工事が必要になるだろう。次に行くことにする。
 山の方を見ると雲行きがあやしくなり、ガシガシと滝を登る。登ってきた沢がよく見える。明るくて良い沢である。
 いくつかの源泉を過ぎて、滝上の水たまりを見ると湯の花が。手を入れてみるといい感じの湯で、ここなら入浴できます。

 沢の詰めは小滝の連続で、病み上りの私は大分足にきいてきました。何度も滝にとりついた瞬間に両足がつった時には肝を冷やしましたが、日頃の訓練で冷静に対処する。

 上部の二俣のあたりで豪雨になり遠くで雷が聞こえる。増水しても逃げやすいように右側に傾斜の緩い涸れ沢から登山道をめざす。雪渓ごしに白根山が見える。

 

2011.05/15(日) 天気:晴れ
 西上州 東福寺川右岸尾根縦走登山をしてきました。
 メンバー:ガストン親方・K氏・Y氏・Apple の4人パーティ。 装備:ザイルφ8.0×30m 2本
 今回の登山行程は、前夜発車で船子川出合まで入り、6:05発〜7:15持倉越〜7:40栗原山〜10:20-50岩場〜11:20東福寺川の1日です。

 昨夜は船子川出合まで入りいつもの入山祝いの小宴会。ゆっくり起き出しいつものキジ打ちに。さっぱりしたとろこで出発するが、道が無いので沢から登る。

 徒渉を繰返しながら薮沢を詰め上がる。やがて水が無くなり桧林の急登を登りきると持倉越に着く。昔ここには登山道があったような形跡がある。

 ここより尾根伝いに南下すると、まもなく栗原山▲1,310mに着く。ここまでは踏み後が明瞭であり心配なく到着する。

 薮岩稜を登ったり降りたりを繰返しながら一路尾根伝いに南下する。時折木々の隙間から西上州の山々が見える。
 目標地点が近づいたころ急峻な岩尾根を下降すると、なにやら危ない匂いがすると案の定ロープ出動になる。ビレイしてもらい無事通過する。
 安全地帯でふと見るとビレイする親方はよそ見をしています。いつもながら無駄な動きの無い脱力確保には年期を感じます。

 

2011.05/03(火)〜04(水) 天気:晴れ→雨、晴れ
 大無間山登山をしてきました。
 メンバー:ガストン親方・A氏・N氏・Apple の4人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 今回の登山行程は、前夜発車で井川田代Pまで入り、7:00発〜10:25小無間小屋(泊)
 3:05発〜5:20小無間山〜7:35大無間山〜9:25小無間山〜11:10-12:00小無間小屋〜14:05井川田代Pの1泊2日です。

 昨夜は田代Pまで入りいつもの入山祝いの小宴会。ゆっくり起き出し出発する。水5Lとテントは重く肩に食い込みます。

 下草が良く刈られた杉・桧の林道を登る。20Kgザックを担いでの最後の急登を登ると小屋が見える。ここはP4上に建っている水場は無い。

 深夜のうちに小屋を出発する。ヘッデンを点けての鋸歯尾根は足場はしっかりしているが、アップダウンはかなりある。小無間山▲2,149.6m

 ガレの縁を歩くと、めざす大無間山が見える。足の下は大きくえぐれており地盤ごと落ちると死ぬほど痛いので、すこし引いたところより撮る。
 中無間山を過ぎ樹林の切れ間から雪を冠った聖岳が見える。北西を見ると光岳が見える。二つとも昨年縦走をしたのですぐ判る。
 大無間山▲2,329.3mの山頂に到着。行動食を食べ記念撮影をして雪が腐る前にそうそうに下山開始する。このまま一気に田代まで下山することにする。

 

2010.12/30(木)〜2011.01/01(土) 天気:雪、晴れ→雪、曇り
 八ヶ岳[赤岳南峰リッジ]登山をしてきました。
 メンバー:N艦長・Apple と N氏・K氏の2パーティ構成。 装備:ザイルφ8.5×50m、アイスハンマー
 今回の登山行程は、前夜発車で美濃戸山荘Pまで入り、7:40発〜8:40堰堤広場〜10:10赤岳鉱泉テント(泊)
 6:30発〜7:10-40行者小屋〜8:20文三郎尾根〜8:50赤岳南峰リッジ〜9:20赤岳〜9:50地蔵の頭〜10:50行者小屋〜11:30赤岳鉱泉テント(泊)
 7:40発〜8:40堰堤広場〜9:10美濃戸山荘Pの2泊3日です。

 美濃口で集合し、車で美濃戸山荘Pまで入りいつもの入山祝いの大宴会。早朝凍てつく林道を赤岳鉱泉に向かい歩き出す。

 林道途中の“山の神”です。信心深い私くしは今回の山行の安全祈願します。そして商売繁盛もわすれません。

 赤岳鉱泉に到着です。空はどんよりとしており、今日はこれで停滞かな?!それならお楽しみの宴会モードです。

 赤岳鉱泉名物のアイスキャンディです。ここでアイスクライミングの練習をします。使用料は¥1,000円なのでお試しあれ!
 整地をしテント設営完了です。今日は行動無しなので、これから大宴会に突入します。まだ昼前なんだけどヽ( ´ー`)ノ
 赤岳▲2,899mの山頂を見上げる。右端が南峰リッジである。ここでアイゼンと登攀具を身に付け、水分補給し準備をする。
 行者小屋から大同心・小同心の岩稜帯を見上げる。天気予報は午後から崩れるとのこと、午前中が勝負である。
 親方@東京の「行きますか!」で文三郎尾根に向かって歩き出します。南峰リッジ登攀中は寒風のためカメラは凍りつき、この後写真無し。(;_;)
 元旦の朝。もすこし居たい気分だが、家も心配なので硫黄岳に分かれを告げ下山する。ここからは転がっても行ける距離なので楽勝である。

 

2011.01/01
 私の趣味である「楽しむ登山」や、「野外活動」を紹介するページです。


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