登 山 vol.7

2012.06/30(土) 天気:曇り→晴れ
 奥秩父 乾徳山登山
をしてきました。
 メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 今回の登山行程は、前夜発車で常磐=首都高=中央道=勝沼IC=R411=R140=道の駅まきおかP
まで入る。
 道の駅まきおか=8:30乾徳公園〜9:12登山口〜9:44-54銀晶水〜10:55錦晶水〜11:37-47扇平〜12:39-13:40乾徳山〜14:15-25扇平〜15:29-34道満山〜16:28乾徳公園の1日です。

 先週の硫黄沢に引き続き今週も山行する。天気が悪ければのんびりしたい気分であったが天気予報もよさそうなので計画どおりに実施する。
 いつものように前夜発で出発する。遅めの出発なので混雑も無く“道の駅まきおか”に到着する。入山祝いにビールで乾杯し夜も遅いので早めに就寝する。
 朝はのんびり乾徳公園まで車で移動するが、駐車場はすでに満杯ですこし下った運動場入口付近に駐車する。
 徳和の集落には意外と立派な家が多く、林業で栄えた町なのではないだろうかと思う。
 徳和川沿いの林道を歩き乾徳神社を過ぎると10台程度の駐車場がある。ここでも良かったが後の祭りでスルーする。
 林道途中に登山口があり立派な看板でコースタイム記録のため写真を撮る。
 登山道はよく整備されており急登も無く登りやすい。途中に石垣がところどころにあるがワサビ田跡ではないかと思う。
 途中の水場は2ヶ所あるが最初の銀晶水方が美味い。次の錦晶水は不純物が多い沢水である。
 いい感じのカラマツ林を抜けて国師ヶ原に出ると広々とした広場があり乾徳山頂が見える。避難小屋には行かずそのまま山頂を目指す。
 扇平も広々とした草原で絶好の休憩場所になる。樹林の中に入るとだんだん岩稜帯になってくる。
 しばらく行くと念仏岩になる。見かけより手掛かり豊富で登りやすいクサリは不要だ。
 次は山頂直下の天狗岩になる。ここは足がかりが少なく腕力が必要だが巻き道もある。
 山頂に着くと沢山のハイカーが記念撮影をしたりランチをしたりと一杯だ。
 写真を撮ったら直ちに下り天狗岩前の岩稜の広場でランチにする。
 充分のんびりしたので最後の出発になるが静かでいい。扇平に着くと6頭の鹿の家族が草を食みほほえましい光景に出くわす。
 道満尾根を下り途中林道をかすめ道満山を通り徳和峠を経由してのんびり下山する。
 お気楽ハイキングの後は“笛吹の湯”に入って笛吹小屋キャンプ場に向かう。
 テントを張りビールと枝豆、銘酒花泉で宴会をしてポトフ・鳥釜飯で夕食とし、翌日は渓流釣りをした。
 朝食はポトフに餅を入れ洋風雑煮とトウモロコシの塩ゆでを食した。鳥釜飯の残りは昼飯用におにぎりにした。
 釣果はヤマメ(アマゴ)11匹である。獲物はさっそく刺身にして食した美味かった〜っ。
 帰りは富士山が一望できる人気の“ほったらかし温泉”に寄ったが雨のため眺望はゼロであった。

 林道をしばらく歩くと乾徳山登山口の看板がある。ずいぶん立派なので感心する。

 錦晶水の水場をすぎるとカラマツ林になる。日差しを遮ってくれて快適な歩きになる。

 扇平から山頂方面を見る。樹林帯のうえに岩稜帯が顔を出している。

 山頂直下の天狗岩です。足がかりが乏しく腕力が必要だが難しくない。巻き道もある

 天狗岩上から登ってきた稜線を見る。緑と岩がいい感じである。

 乾徳山▲2,031mです。奥秩父の山並みが一望できるが、薄曇りで視界はいま一です。

 山頂から黒金山方面を見る。岩稜の下にしっかりした登山道がある。

 山頂の岩稜見える広場でランチをとる。山頂は狭いので休憩するならここです。

 扇平で鹿が移動している。合計6頭の子鹿をつれた家族のようだ。

 

2012.06/23(土)〜24(日) 天気:晴れ・晴れ
 南会津 実川硫黄沢遡行
をしてきました。
 メンバー:N氏・M氏・Appleの3人パーティ。 装備:ザイルφ8.0×30m、アイスハンマー、ハーケン
 今回の登山行程は、前夜発車でR125=R50=R408=矢板IC=東北道=西那須塩原IC=R400=R121=R289=R252=役場Pまで入る。
 23日(土) 役場P=7:10七入P〜7:20硫黄沢入渓〜8:40蛇滝〜9:00二俣〜10:30 10m大滝〜11:10-12:45 7m滝〜13:40ゴルジュ出口 BP(泊)
 24日(日) 8:30発〜9:30-10:00河原〜11:35枝沢〜12:00道路(バス)=12:30-45御池(バス)=13:15七入Pの1泊2日です。

 やっぱり沢登りは、釣りして焚き火して宴会をしなくちゃ!ということで硫黄沢をチョイスする。
 クラブの皆に声をかけたら、さっそく新人M君が参加表明、その後N氏が参加で3人パーティが出来上がる。
 あと心配なのはお天気だけだ。日頃の行いが良い晴れ男の私のおかげで天気もバッチグーの感じで実施する。
 前夜筑西市役所Pで集合し出発、七入Pのトイレが使えない情報があり檜枝岐役場Pに止めさせていただき軒下で仮眠する。
 朝目が覚めると天気は良さそうで気分もいい。洗面と朝飯をすませサクサクと車で移動する。
 七入Pに着くと車はほとんど無く道路側の土手下に止め。沢靴を履きハーネス・ガチャ類を着け出発する。
 のんびりと歩き出すと七入山荘が見え、右脇の登山道を進むとまもなく入渓点に着く。
 堰堤は左から登り、しばらく薄薮を進み河原に降り立つ。
 小滝をいくつか越えネジレの滝を越えると大きな釜を持った滝が表れる。
 これが蛇滝であろう。よ〜く見ると蛇がうねっているようにも見えるから不思議である。
 この後はしばらくまったりとした沢登りをしていると二俣に到着する。右より流れ込む二条のコケ状の滝が美しい。
 このあとも右より何筋ものコケ状の滝があり滝上の景色に興味が湧いた。
 8m幅広階段状の滝に連続した5m滝は右の急斜面を巻くが灌木などの手がかりがあるのでザイル無しで登れる。
 この沢は適当に滝が連続しているので飽きないな〜と思っていると前方に10m大滝が表れる。
 左右を見ても小さく巻ける所はなく、すこし戻って左の泥状ルンゼを登るが滝上の降り口が滑るので注意が必要だ。
 幅広のナメ滝を登ると前方に今回の核心部7m滝が見えるが、写真で見た通りの滝だ〜が第一印象だ。
 水流沿いには登れそうもないのでザイルを出してすぐ右側の草付きを登る。
 大きなテラスでピッチを切り1人づつ上がってもらう。
 ザイルを引いて滝右側の灌木がある壁を目指して登るが、壁の上部立っているところの岩はグラグラで手がかりにならない。
 さてどうしたものかと思案していると残置ハーケンがある。これもグラグラしているので打ち直ししビレイを取る。
 あまりあてにならないハーケンなので落ちることは許されない感じだ。
 落ちるとカラビナからザイルが抜けそうな角度なので二枚使うことにする。これが後で効いてくる・・・。
 気合いをいれてよじ登り灌木の上に足をかけ、泥に指を食い込ませて滝上に這い上がる。
 灌木で支点を作りビレイする時にカラビナが1枚不足しているのだ。ちゃんと後のこと考えて使わないとねと思う。
 ロープの流れが悪いなどがあり支点を作りなおしたのと、荷揚げや1人ずつのビレイで大分時間がかかった。
 
この後はゴルジュ帯になりヘツリになるがスタンスはしっかりあり問題なく通過できる。
 N艦長から最後のゴルジュを抜けると良い天場があると聞いていたが、すばらしいサイトを見付け即決でここに泊まることにする。
 タープ張りと薪集めに別れて作業をするが、薪は豊富なので早めに準備完了する。
 では食料調達とばかりに釣り班と山菜班に別れ出かける。釣果はイワナ計6匹、山菜はコシアブラと根まがり竹などである。
 焚き火を起こして下ごしらえをして飯炊きを始めたら、たまらずビールを飲み始める。
 M君はハマりそうですと満面の笑みをみせる。そうだろうそうだろう。(^_^)v
 四方山話で盛り上がり、銘酒花泉を飲みながら夜も深けて行く・・・。至福の時である。

 M君に寝る前に明日何時起床ですかと聞かれるが、目が覚めたらと答え就寝する。

 七入山荘から登山道を進むと間もなく硫黄沢入渓点の桟橋がある。奥に堰堤が見えが左を巻く。

 これが蛇滝らしい。イメージを膨らませてみると蛇がうねってこちらに顔を向けているようにも見える。

 蛇滝を右より小さく巻くと上部は緩やかなナメ滝になる。

 二俣の右からの入る二条のコケ状滝である。この上がどうなっているかも興味のひくところである。

 緩い傾斜の滝を登るN氏。足場は階段状にあり難なく登れます。

 10m大滝です。すこし戻って左を巻く。泥状ルンゼを慎重に登り滝上におりるところが滑りやすい。

 10×15m幅広ナメ滝です。新人M君は生き生きと登っています。将来が楽しみだ。

 7m大滝です。ロープを出し右側を登りテラスでピッチをきり、右側の壁を登るが上部は立っていて手がかりが無い。

 ゴルジュ帯での拙者です。順番待ちの間に撮影をしてもらいました。

 最後のゴルジュです。右側をヘツリますがスタンスもしっかりあり問題なく行けます

 本日最高のイワナ26cmです。ここのイワナは全体的に小ぶりである。

 飯を炊きながら焚き火の前でビールをいただいてます。至福の時ですな。

 今宵のホテルです。ゴルジュを抜けたすぐにすばらしい天場があります

 コシアブラと根まがり竹の天ぷらです。食ってしまった後に気がついて写真撮りました。

 会津の銘酒花泉を飲みながら夜はふけていく。まったりと酔う心地よさ。

 のんびりとした朝を迎える。だいたい目が覚める順番は歳の順と相場が決まっているようだ。
 N氏は早朝から釣りをしてるらしく何匹か釣り上げている。
 毛針でちょっとさぐってみてから焚き火を起こしコーヒーを湧かす。朝はコーヒーを飲まないとね。
 朝食の献立を考えるが、塩昆布の雑炊と山菜の味噌汁とイワナの塩焼きとする。
 準備ができたころにめいめいが集まり朝食をとる。
 ゆっくりと後片付けをし撤収とパッキング完了したら、焚き火をきれいに始末して出発する。
 開けた河原が続くやさしい沢歩きだ。ときどき良いポイントがあると竿を出す。
 手製の毛針はニンフだと釣れるが食いは悪い。ブドウ虫のエサだとバンバン釣れる。
 途中行者ニンニクとコシアブラを採り枝沢より道路に出る。
 道路にでるとすぐバスが来て乗せてもらう。御池で連絡よく会津行きのバスに乗り七入りに到着する。

 朝は焚き火の前でまったりとコーヒーを飲みながら雑炊と味噌汁を作る。仙人のようだと言われた。

 上流は河原が多い明るい沢になる。行者ニンニクを採ったりしてのんびり登る。

 この枝沢から道路に向かう。途中コシアブラがありお土産になる。

 

2012.05/26(土) 天気:晴れ
 秩父 武甲山登山
をしてきました。
 メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:なし
 今回の登山行程は、早朝発車で常磐=首都高=関越=所沢IC=R463=R299で生川登山口P
まで入る。
 10:15一ノ鳥居〜10:48表参道登山口〜12:24十字路〜12:29-38武甲山〜12:45-13:25十字路〜13:49シラジクボ(1:35)〜14:33参道合流〜14:49一ノ鳥居の1日です。

 先週の藤坂ロックガーデンでの岩トレに続き今週も山行する。なまってた身体も大分締まってきた。
 10時頃に着くと駐車場はすでに一杯のようであるが運良く1台だけ空いていた。日頃の行いが良いせいだ!
 特に準備もないのでサクサクと出発する。表参道というだけあって、しっかりした道をスタスタ歩く。
 若いハイカーが沢山いる。なぜかガンガン抜かれる?しかし最後は拙者の方が早く着くはずだ・・・たぶん。
 杉林の道は良く整備されており適度な勾配なので歩きやすい。途中にある○○丁目と書いてあるの石碑が不思議なのである。
 1丁目から始まり最後は何故か半端な52丁目である。なんとも切りのいい数字にできなかったものだろうか。
 途中には大杉が3本あり設計士としては良い建材になるな〜と眺めるが不謹慎かな?
 山頂近くになると白い岩がごろごろと出て来た。とても純度の高い石灰岩だと判る。
 山の右端には石灰岩の岩稜帯が出てくるが、反対側はスッパリと切り取られているのだろう。
 山頂下の神社の広場に着くと、そこには沢山のハイカーがのんびりランチをしている。
 とりあえず山頂を踏んで記念撮影をして秩父の街並や採石場を見物する。
 採石場ではハッパが仕掛けられバンバンバンと炸裂音がこだまする。
 広場に戻りランチをとるが、周りを観察するとバイケイソウが茂りニリンソウが丁度見頃に咲いている。
 湿地に咲く植物なのに山頂直下に繁殖しているめずらしい光景だと思った。
 この下は岩盤で水瓶になっているのだろうか?ここでそんなこと思ってるのは私だけだろう。
 だいぶのんびりしたしシラジクボを経由して周回して下山することにする。
 下る尾根は左側は杉林、右側はカラマツ林とはっきりと別れており計画的に植林された山である。
 尾根をはずれてトラバースする下山路は杉林の中を歩く平凡な道である。
 お気楽ハイキングの後は武甲温泉に入って“道の駅ちちぶ”で蕎麦を食し、山奥のキャンプ場に向かう。
 テントでいつもの八海山とおでんで宴会をしてスパゲッティでしめ、翌日は渓流釣りをした。
 釣果はイワナ6匹・ヤマメ4匹・ニジマス2匹の計12匹である。獲物はさっそく塩焼きにし食した美味かった〜っ。

 生川登山口の一ノ鳥居にある掲示板です。時間的な制約もありシラジクボより下る周回コースをとる。

 よく手入れされた杉林の中の登山道である。若いハイカーが沢山いるのが驚きである。

 十八丁目にある不動滝で水場でもある。水量は豊富である。

 大杉の広場を過ぎてから三本目になる大杉です。立派な材木で良い建材になるなぁ

 山頂直下の広場です。トイレも完備されており沢山のハイカーが休んでいます。

 ▲武甲山1,304mでのスナップ写真です。後ろは削り取られ切れ落ちており秩父市街が眼下に見えます。

 不思議なことに山頂直下の広場は斜面なんだけどバイケイソウなどの水辺を好む植物が多いです

 下界では終わってしまったニリンソウが咲いています。地面の下は水瓶になっているのかもしれません。

 シラジクボに行く途中の西側はカラマツ林とバイケイソウの群落です。

 

2012.05/12(土)〜13(日) 天気:曇り時々小雨・晴れ
 丹沢 檜洞丸〜丹沢山〜鍋割山馬蹄形縦走
をしてきました。
 メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 今回の登山行程は、早朝発車で常磐=首都高=東名=大井松田IC=R246で玄倉林道まで入る。
 12日(土) 9:01小川谷出合〜9:52-57穴ノ平橋〜12:12石棚山分岐〜13:52-14:14檜洞丸〜15:28-58神ノ川乗越〜16:26-36臼ヶ岳〜18:17蛭ヶ岳山荘(泊)
 13日(日) 6:30発〜8:17-47丹沢山〜10:01-23塔ノ岳〜11:58-12:20鍋割山〜13:31-42雨山峠〜14:20-35雨山橋〜16:30小川谷出合の1泊2日です。

 小川谷出合の少し先の玄倉林道の路肩に車を止め、ここを基点に馬蹄形縦走をする。
 最初の目的地は穴ノ平橋で小川谷に沿っての林道歩きだ。小川谷は白くて美しい沢でいずれ遡行したいものだ。
 西丹沢県民の森の階段を上がると石棚山は右の看板があるが道はだいぶ荒れている。ここは石畳をまっすぐ行くのが正解だと思う。
 くずれそうな登山道をトラバースして尾根に取付く。紅葉が美しい尾根道と書いてある。
 県民の森を抜けると道はだんだん悪くなり、おまけに急勾配になり最後は林業の仕事道のようになる。
 直登の道になるとだいぶ息が切れる。岩稜がでてくるころになると石棚山稜の稜線に出て道が良くなる。
 なだらかな登りを進むと、いたるところに鹿の食害のフェンスが張ってある。
 傾斜地の下草がなくなると崩壊が進むのでしかたがないだろう。
 ブナの樹林帯を通るが芽吹きはまだのようである。良く歩かれた登山道を進むとまもなく檜洞丸の山頂に到着する。
 ここで遅めのランチタイムとしコーヒーとパンをほおばりのんびりする。
 青ヶ岳山荘を過ぎると急勾配の下降が始まるが底が見えない・・・いや〜下る下る。
 鞍部に着くと平坦な感じで楽になるかなと思いきやアップダウンがあるある。
 崩壊地がいたるところにあり鹿が増えすぎるのも問題なので皆で鹿肉食ったほうがいい。脂身が少なく美味いよ。
 水場の神ノ川乗越が最底部になるようだ。水場の表示はないので沢まで水汲みに下るがそんなに遠くない。
 水筒満タンでザックが急に重くなる。途中から重くなるのは利くのよね〜っ。
 臼ヶ岳を越えると蛭ヶ岳がこんでもかぐらいの急登の登り返しだ。こんなにとんがってた印象はなかったんだが。
 しかもここから大きく下りミカゲ沢ノ頭を越え、また大きく下ってからの登り返しときたもんだ。
 最後の急登とクサリ場は牛歩にような歩みになるが、なんとか蛭ヶ岳山頂に着き記念撮影をする。

 西丹沢県民の森から尾根を登るとだんだん急勾配になり林業の仕事道のようになる。

 石棚山稜の稜線にあがると下草が鹿に食べられておりバイケイソウだけが残っている。

 ▲檜洞丸1,601mです。ここから下ること350m底が見えない下降になります。

 金山谷ノ山付近は登山道が崩壊しており、いたる所にクサリが掛かっています

 通ってきた道を振返る。大きく下ったり登ったりとアップダウンが思った以上に激しい。

 ここが最底鞍部になり神ノ川乗越で唯一の水場になります。沢まで下って水を汲んできました。

 蛭ヶ岳の急登を振返る。いやはや420mの登り返しはキツイです

 夕方になって晴れ間がのぞき“天使の階段”が表れました。山に歓迎されてる感じだ。

 ▲蛭ヶ岳1,673mです。今宵の宿蛭ヶ岳山荘にやっとこ到着しました

 昨夜は夜中に起き出して蛭ヶ岳山頂からの夜景を堪能した。
 東京や横浜の夜が一望できるので、それはすばらしい夜景でした。個人的には函館の夜景以上だと思う。

 とても夜景がすばらしいと聞いていて一度見てみたいと思っていたのだ。
 そして天気がいいのでご来光も見る。富士山の朝焼けも見るが、もひとつ焼けなかったのは残念である。
 なんだかんだとしているうちに小屋では最後の出発になってしまった。ほかのみんなは下山だけなのになぜ早い?
 出かける準備をしているのに知らないおばちゃんに遠くまで連れ出されて、写真をあれ撮れこれ撮れにはまいったね。
 ちとマナーが悪いんでないの?山も観光地化されてきたようだ。
 気を取り直して出発進行!今日も道中は長いのだ。でも、昨日とうって変わって道はなだらかで快適である。
 富士山を見ながらの尾根歩きは気持ちのいいものである。そしてハイカーもだいぶ増えたようだ。
 丹沢山につくとあまりに気持ちがいいので昼寝する。至福の時であるが、相棒からトドがいるようで美観が悪いといわれた。
 塔ノ岳に向かう稜線の木々は新芽がでていた。やはりこちらのほうが暖かいようだ。
 塔ノ岳につくと人・人・人がうじゃうじゃいます。う〜ん、登山ブームなのでしょうかね。
 大倉尾根も沢山の人が上がってきますが金冷し分岐から鍋割山稜にはいると静かな雰囲気になります。
 秦野の街や勘七沢を偵察しながらのんびり歩く。
 鍋割山につくとここも沢山の人が、こちらにほうが山ボーイ山ガールのグループが沢山います。
 あの白い山は何だ何だと騒いでいるので、南アルプスの赤石岳だよと教えてあげる。手拭を冠ったオッチャンやるな〜という感じ?
 山ガールの観察も面白いのだが、まだ先は長いので鍋割峠に向かう。ここも急勾配で一気に下る。
 鍋割峠から雨山峠はやせ尾根でクサリ場有りの面白いコースとなるがだいぶくたびれてきた。
 雨山峠は十字路で右に折れて雨山沢沿いに下るが桟道が多く高度感ありの道だ。
 玄倉林道に出ると長い林道歩きと真っ暗な隧道を何ヶ所もくぐると基点の小川谷出合に戻る。

 蛭ヶ岳山荘から見るご来光です。ここからは東京が一望でき昨夜はすばらしい夜景でした。

 朝焼けに染まる富士山です。今回はもうひとつ染まりませんでした。

 丹沢主脈の先に丹沢山が見えます。昨日の主稜とちがってなだらかでやさしい稜線です。

 鬼ヶ岩ノ頭にて富士山と蛭ヶ岳をバックにスナップ写真です

 富士山と昨日縦走してきた丹沢主稜を望む。臼ヶ岳に隠れている鞍部の稜線が厳しい。

 ▲丹沢山1,567.1mです。ここのベンチでの昼寝は最高に気持よかった。

 山頂に小屋が見えます。まさに塔の上に建っている感じで山名の所以だろうか

 山桜が見頃でした。この稜線は人も多くなりなだらかでとても歩きやすい。

 ▲塔ノ岳1,491mです。ここまで来ると沢山のハイカーが上がってきます

 大倉尾根にそって秦野市街を見下ろす。相模灘や東京湾も見える良い景色です

 玄倉川をはさんで馬蹄形に周回してきた稜線を望む。ま〜よく歩いてきたものだ。

 ▲鍋割山1,272.5mです。これから雨山峠まではクサリ場有りの最後の難所です

 

2012.05/03(木)〜06(日) 天気:雨・雨・風雨・晴れ→雷雨
 東北遠征(秋田駒ヶ岳・鳥海山・焼石岳・燧ヶ岳)スキー登山をしてきました。
 メンバー:N艦長・K氏・N氏・Appleの4人パーティ。 装備:山スキー、クトー、GPS
 今回の登山行程は、前夜発車で常磐=磐越=東北=盛岡IC=R46で01:00道の駅雫石まで入る。
 03日(木) 悪天中止 秋田駒ヶ岳探索後、乳頭温泉鶴の湯入浴して移動、R46=R105=R108=道の駅鳥海郷(泊)
 04日(金) 7:30祓川ヒュッテ(標高1,180m)〜9:12七ツ釜避難小屋(1,580m)〜12:10-12:20七高山(2,229m)滑降〜13:03七ツ釜避難小屋〜13:30祓川ヒュッテ
      =R108=R13=R107=R4=R397=ツブ沼公園(泊)
 05日(土) 悪天中止 焼石岳探索後、R397=R4=平泉前沢IC=東北道=白川IC=R289=R401=檜枝岐町役場P(泊)
 06日(日) 6:00御池(標高1,500m)〜7:25広沢田代〜8:40熊沢田代〜10:20俎(2,346m)滑降〜10:30熊沢田代〜10:50広沢田代〜11:10御池の3泊4日です。

 初日は天気予報どおりあいにくの雨模様。秋田駒ヶ岳周辺を探索してみるが雪はだいぶ溶けているようだ。
 快適なスキー斜面は無さそうである。とりあえず前から入ってみたかった乳頭温泉の鶴の湯に入ることにする。
 さてここで天気の回復を待っても雪が無いので、次の目的地の鳥海山に向かうことにする。
 今晩は大宴会を催すべくスーパーに立寄り食材の確保と道の駅で山菜を買い込む。
 桜が丁度見頃であるが角館の桜の場所がわからず素通りしてしまう。
 道の駅鳥海郷にて、コシアブラ・ウルイ・コゴミを調理し、山菜ずくしの大宴会を催し車中泊する。

 乳頭温泉 鶴の湯入口です。

 乳頭温泉 鶴の湯 日帰り用風呂場です。

 道の駅鳥海郷での山菜づくしの大宴会です。

 2日目の朝を迎えるが雨は止む様子もなく断続的に降っている。
 ここにいてもしかたがないで鳥海山登山口の祓川ヒュッテまで行ってみることにする。
 駐車場はすでに15台ほどの車があるが、いつもより空いており皆様子を見ている状況だった。
 岩手在住のK氏は、この山域に精通しており「行けるんじゃないの?」で準備を始める。
 この好判断で貴重な一本を滑ることができた。
 積雪は登山口で2mほど適度にゆるんでおりシールはバッチリ効きます。
 斜面は緩やかで登りやすい。しばらくすると小雨になりガスはでているが視界は100m以上ある。
 そして独立峰の鳥海山にはめずらしく風が無く、まずまずのコンデョンになる。
 斜面はゲレンデでいえば初級コースでなだらかであり山頂直下のみが急斜面である。
 滑降では途中ブッシュも無く快適な滑りが出来きおすすめのコースである。

 雨の中だがスキーにシールを貼り登高を開始する。風が無いのが救いである。

 このころになると雨は小雨になり、まずまずのコンデションになる。

 暑くなりオーバージャケットを脱ぐ。ゴアテックスのカッパなんだけどね。

 山頂に続く大斜面です。ホワイトアウトすると方向は判らなくなるだろう

 ▲鳥海山(七高山)2,229m山頂に到着する。残念ながら視界は無い。

 無事下山すると、様子見だった人たちがいろいろと聞いてくる。

 3日目は焼石岳登山口のツブ沼公園で朝を迎える。天気予報どおり雨模様で、しかも強風のおまけ付き。
 これは無理だろうなと思ってのんびりとするが、朝食を取って様子見に出かけようとなる。
 見た感じ雪も無さそうであり、スキーを置いて取付きの探索に出かける。
 ゲートを越えた沢筋の取付きを確認し、登山道にそって雪のある所まで行ってみるが1時間以上歩かないと雪は無かった。
 地元のハイカーに会ったので聞いてみると4月中旬までぐらいしか雪は無いとのこと。
 状況はわかったので温泉に入り北上展勝地を見ながら檜枝岐に行くことにする。

 4日目の朝を檜枝岐役場Pにて迎える。天気は快晴だが昼から崩れるとの予報で午前中でけりをつけたい。
 車を走らせ御池Pに移動して、サクサクと準備を整えて出発する。
 雪は適度に締まっている。体力を温存するために最初からスキーアイゼンをつけて登高する。
 樹林帯の急斜面は直登するが、ところどころでキックターンで斜上に登る。
 途中の湿原の平坦地ではのんびり景色を楽しむ。
 山頂に向かう最後の大斜面では馬力が出ずなかなか進まない。
 やっとこ山頂に着いたら雨が降り出し雷が鳴り始める始末。休む間もなく直ちに滑降開始する。
 ヘロヘロになりながら登山口に着くと晴れ間が顔出す。でもいい山行でした。

 広沢田代から山頂方向を見る。本当いい天気で日に焼けそうです

 振返ると会津駒ヶ岳がよく見えます。山頂にはたっぷり雪があります。

 右を見ると越後の山々が見えます。こういう景色がみれるのは山屋の特権です。

 広沢田代を越え、急斜面をのぼり切ると目指す燧ヶ岳が真近に見えます

 熊沢田代から▲燧ヶ岳(俎)2,346mへ向かう私です。気温が上がり薄着で登ります

 もうすぐ山頂です。すばらしい滑降が期待できる大斜面を登ります。

 

2012.04/29(日)〜30(月) 天気:晴れ・晴れ→曇り
 鳥甲山登山(登らず)をしてきました。
 メンバー:ガストン親方・Y氏・G氏・Appleの4人パーティ。 装備:ザイルφ8.1×50m 2本、スコップ、GPS
 今回の登山行程は、前夜発車で常磐=北関東=関越道=塩沢石打IC=R353=R117=R405で24:00ムジナ平登山口まで入る。
 登山靴を忘れ留守部隊になってしまった1泊2日です。
ε=ε=ε=ε=ε┏( >o<)┛

 ついにやってしまったという感じである。出かけに登山靴を忘れて戻ることが最近2〜3度あった。
 やはり荷物は1ヶ所にまとめておくことが鉄則であり、今後のいい教訓である。
 皆を見送って一眠りし朝食をたべる。道路は相当悪そうだし、のんびり歩いて切明温泉に向かってみる。
 途中の道端には食べごろのフキノトウがあるので、一度戻ってナイロン袋を持ってくることにする。
 のんびり摘みながら行くと、途中に薪割りしているおじさんを発見し話してみると地元の猟師さんでした。
 鳥甲山の情報を聞くと5時間ぐらいで登れるべ〜なので、日帰りしてくるのだと確信する。
 しばらく談笑したあと温泉に向かう。昨年大地震があったせいか林道は大分悪い状態になっている。
 温泉に着くと河原は雪代で増水して入れる状況ではなさそうであるが、アルパインスイマーの私なら入れるはずと入浴してみる。
 適温にするのは難しく、熱湯と冷水がはっきり別れてしまい長く入ることはできなかった。
 上がると食堂に行き、山菜ソバと地酒を冷やでいただく。ほろ酔になり気持ちがよかった。
 仲間を向かえるべく車に戻るが林道をただ戻るのはつまらないので、薮の崖を直登して登山気分をあじわう。
 帰る準備を完了して、なかなか戻ってこないなと思っていると、今日は戻れないとの電話が・・・。
 しかたがないのでもう一泊する準備をする。こんなことならビールを買っておけばよかった。

 志賀高原に抜ける林道には除雪車で封鎖されている。ゲートを越えて行って問題が起きているのだろう。

 切明温泉に向かう途中薪割りしてた猟師のおじさんとしばし談笑する。

 秋山郷の苗場山方面を見た。狭隘の谷間の集落が点在している。

 林道からの橋を渡ると切明温泉の中津川と雑魚川の分岐点がはっきりわかる

 秋山郷の案内図です。野反湖に向かう登山道を探してみた。

 河原の温泉である。雪代で増水しており入れる状況ではなが入浴してみた。

 いつものように爆睡して朝になる。明るくなったら下山開始するとのことだったので10時ごろには戻ってくるだろうと予想する。
 あまり遠くへはいけないなと、屋敷温泉方面へ歩いて向かい探索をしてみる。
 こちら側の林道の方が鳥甲山の様子がよくわかる。だいぶ進んだが9時になり戻ることにする。
 車に戻って待ってみるがなかなか戻ってこないと思っていると、危険地帯は抜けたのであと1時間で戻ると電話がある。
 11時に登山口で待ってみるが上の方で声がする。なにやら懸垂下降をしているらしい。
 もどってきたのは12時20分である。激闘の様子がうかがえる。

 鳥甲山の案内図です。だいぶ奥まで稜線は続いているようだ。

 なかなか帰ってこない。しかし上の方で声が聞こえる。

 やっと到着したので、お出迎えする。だいぶくたびれているようである。

 

2012.03/18(日) 天気:曇り
 草津白根山スキー登山をしてきました。
 メンバー:単独。 装備:山スキー、GPS
 今回の登山行程は、前日発車でR50=太田桐生IC=北関東=関越道=渋川伊香保IC=R353=R145で20:00万座ハイウェイ手前まで入る。
 9:50発〜10:45リフト上部〜11:00車道〜11:30山頂直下〜11:40-45草津白根山〜12:15-25リフト上部〜12:40リフト基点の1日です。

 今回も草津白根山に現場監理の仕事があり、ついでに草津白根山をスキー登山する計画を立てる。
 前日事務所で仕事を終わらせ、ゆるりと午後に雨の中を出発する。
 万座ハイウェイの料金所が閉まる20:00に合わせてゲート到着するが、まだ開いているのでUターンをしチェーン脱着エリアで仮眠をとる。
 22:30に再びゲートに行くがまだ開いている。再びUターンしまたまた脱着エリアで長めの仮眠をとる。
 2:30起き出し眠気眼でゲートに行くが、またまた開いている。さすがに根負けし¥1,020円払って通過する。
 シーズンは24時間営業とは恐るべし西武グループである。見習いたいものである。
 途中のチェーン脱着エリアで八海山でヤケ酒宴会をし、いつもの車中泊となる。

 早朝より仕事を始めるが、順調に進んで早めに完了した。段取りが良いのでサクサク仕事を終わらせる。
 じゃ〜時間もあるし草津白根山に登るべく万座朝日山スキー場跡に向かう。
 ガスがかかっているが無風で天気は安定している。GPSがあるので予定通り登ることにする。
 日進館ヒュッテの駐車場に止めて取付き場所の下見をするが、昨日雪が降ったようでありベタ雪が乗っている。
 なんか嫌な予感がするので樹林帯の中を登行することにする。さすがに登りにくい。
 リフト上部付近になり急勾配と木が密になり、しかたなく斜面に出て樹林脇を登ることにする。
 しばらく登り車道に出ると反対側の斜面からガイドツアーのグループが上がってくる。
 老若男女の大勢なのでビックリする。車道で追いつき挨拶をして先に行くことにする。
 車道沿いに進み適当なところから山頂へ向かうが、途中で雪が無くなりスキーを脱いで登る。
 じきに草津白根山山頂に到着する。先にスノーシューパーティが到着してたので写真撮影をしてあげる。
 風もでてきたのであまりのんびりもできず、記念撮影をして早々と下山する。
 滑降では雪の下が一度溶けて固まったようで引っかかりのある斜面なので、かっこつけてパラレルで滑るとコケそうになる。
 やはり山スキーはボーゲンで滑るのが安全かつ早い。
 下山するとかって知ったる万座プリンスホテルで、通行料の元を取るべくタダで温泉入って帰路につく。

 樹林帯からゲレンデ跡の出たら万座温泉が下に見える。

 国道292号線の渋峠に向かう道です。完全に雪の中でガードレールで一部みえるだけです。

 ガイドツアーのパーティを追い越す。だいぶガスも晴れたが山頂はまだ見えない。

 山頂直下で登って来た万座温泉方面を見る。雪が無いので、ここよりスキーを脱いで登ります。

 草津白根山▲2,160m山頂です。地熱のせいか風で飛ばされたか山頂には雪はありません。

 山頂はなだらかで湯釜は雪の下なのか何処にあるかよくわからない。

 

2012.02/04(土)〜05(日) 天気:晴れ→雪、晴れ
 二居峠[雪洞訓練]スキー登山をしてきました。
 メンバー:N艦長・K氏・Appleの3人パーティ。 装備:山スキー、ビーコン、プローブ、ピッケル、スコップ
 今回の登山行程は、前夜発車でR50=太田桐生IC=北関東=関越道を走り月夜野ICで下車し1:30田代ロープウェイPまで入る。
 04日(土) 8:40発〜9:00-05二居集落〜10:05-20二居峠〜東谷山稜線偵察〜11:20二居峠[雪洞掘り]12:50雪洞(泊)
 05日(日) 8:20発〜9:00-05二居集落〜9:30二居Pの1泊2日です。

 東北に山スキーに行こうと計画していたら、N艦長より雪洞訓練やるよメールが・・・。
 雪洞の中での“正しい大宴会”を実施するために参加することにする。
 なぜか最初に準備したのは銘酒“八海山”である。(^_^;

 家の節分をすませ、前夜発で待合せ場所の田代ロープウェイPに着くが2人の車は見当たらない。
 ま、いいやといつものように車中泊するが寒さのせいか年のせいか何故か1時間ごとに小便に起きてしまう。
 明るくなり外のざわつきで7時に目が覚め、改めて探してみるが見つからず何処に居るコールをする。
 あれれそっちなの?で二居パーキングに移動し合流する。
 ま、のんびり行くべ〜で、朝食の恵方巻きと鳥唐揚げを食べる。
 のんびり支度をしスキーを担いでまずは国道歩きから、次に二居集落を抜け林道入口まで歩く。
 スキーにシールを貼り林道を進むが、まもなく除雪した道もなくなり雪の中へ。
 パウダー状の雪だか浮力は十分でサクサク登り、雪とシールの感触を楽しみながら間もなく二居峠に到着する。
 K氏がなかなか上がってこないので上から探すと、やたら雪にはまっているらしい。スノーシューだと浮力が足りないようだ。
 ほっておいても問題はないので、ザックを置いてN艦長と雪洞適地の探索に出かける。
 稜線の東側は吹きだまりになっており何処でも雪洞は掘れそうである。
 東屋の近くがブッシュも少なそうなのでゾンデ棒で雪の深さ等を測量する。
 位置が決まった頃にK氏が上がってくる。雪と格闘してた割には元気なので早速雪洞掘りを開始する。
 実質60分で掘り上げたが、K氏が時間もあるので仕上げ工事に30分をかけM不動産真っ青の豪邸になる。
 あとはお待ちかねの大宴会に、まずは“八海山”で乾杯、続いてビール・焼酎・ウイスキーと・・・これが夜まで延々と続く。(いつもこのパターン)
 これではアルパイン・ドリンカーと言われそうである。(^_^;
 小腹が空いたころに豚バラと白菜の鍋・チャンポン麺とで夕食をとる。美味かった〜。
 暗くなってから照明は蝋燭である。これがまた幻想的でワンダフル・ビューティフル・ナイスっ!てな感じで。
 スキー場でもって雪洞掘りますでナンパできるな〜と妄想を抱く3人であった。

 夜中に雪洞をチェックすると斜面側天井高が約20cmと入口高が約40cm下がっていた。
 雪が締まってないので下がるのは予想していたが、天井と壁の取合い部分はRをもっとつけた方が沈下量を減らせると思う。
 翌朝は昨日の鍋の残りに餅と麺を入れ朝食とし、のんびりと下山する。

 二居峠に到着する。トレースの先に国道17号線がよく見える。

 二居峠の東屋です。あそこにザックをデポし稜線に沿って雪洞適地の探索に向かう。

 雪洞入口です。入口は縦横1m×1mで奥行き1mにしたが、天井面はRをつけた方が強度アップになる。

 入口から見た雪洞内です。さっそく八海山で乾杯し大宴会が始まっている

 雪洞内は縦横2m×3.5mで高さ1.5mの豪邸です。3人には十分な広さです。

 フラッシュ焚かずに撮影しましたが、蝋燭3本を立てると十分明るいです。すごく良い雰囲気です。

 

2011.12/30(金)〜2012.01/02(月) 天気:晴れ、晴れ、晴れ→曇り、曇り→雪
 八ヶ岳[阿弥陀岳北稜・硫黄岳]登山をしてきました。
 メンバー:N艦長・Appleの2人パーティ。 装備:ザイルφ8.5×50m、アイスハンマー
 今回の登山行程は、前夜発車で常磐=首都高=中央自動車道を走り小淵沢ICで下車し23:00美濃戸口Pまで入る。
 30日(金) 8:00発〜9:00-05美濃戸山荘〜11:15赤岳鉱泉テント(泊)
 31日(土) 8:00発〜8:40-9:00行者小屋〜10:20-11:20阿弥陀岳北稜〜12:00-20阿弥陀岳〜12:50東稜コル〜13:40行者小屋〜14:10赤岳鉱泉テント(泊)
 01日(日) 8:40発〜9:55-10:00赤岩の頭〜10:25-35硫黄岳〜10:55-11:10赤岩の頭〜11:45赤岳鉱泉テント(泊)
 02日(月) 8:00発〜8:30行者小屋〜9:55-10:00美濃戸山荘〜10:50美濃戸口Pの3泊4日です。

 昨年に続き年越し山行は八ヶ岳とする。今回はバリエーションルートの阿弥陀岳北稜登攀が主目的である。
 また、宴会も楽しみなので日本酒(八海山)1.3L・ウイスキー0.2Lと酒の肴と食料合わせて6Kgを荷揚げする。
 とくにお正月なので切り餅は大量に用意した。お雑煮も食べたいし餅は冬山にはもってこいの食材だ。

 前夜発で待合せ場所の美濃戸口に入るとN艦長がすでに宴会中である。
 酒とつまみを持ってさっそく合流するが明日からの大宴会にそなえて早めに切り上げ就寝。
 朝は予定の6:30に目が覚める。目覚まし不要は年のせい?
 今日の行程は赤岳鉱泉までなので、のんびり朝食をとりゆっくりと出発する。
 空を見上げるとすばらしい天気で、今日移動だけなんてもったいない感じがする。
 美濃戸山荘では焚き火にあたり一服、途中「山の神」にお参りし安全登山の祈願をする。
 堰堤広場では、赤岳鉱泉の社長が従業員とともに荷物の段取りをしている。
 背中にしょっているのは大晦日のビンゴゲームの商品のようである。
 そんなことを思っているうちに赤岳鉱泉の到着しテントの設営をする。
 昼過ぎにはテント前に諸場を開きビールと八海山で大宴会モードに・・・夜まで延々と続く。
 小腹が空いて来た頃に夕食とし、ソーセージポトフ餅入り・アルファ米赤飯を食べる。

 堰堤広場を渡りしばらく進むと、青空と八ヶ岳の峰々が見えます。

 赤岳鉱泉の到着です。肩に食い込むザックから解放されます。

 赤岳鉱泉テント村です。ここをベースキャンプにして行動しますが、もちろん大宴会もします。

 天気予報は今日のほうがいいので阿弥陀岳北稜を登ることにする。
 ゆっくり起き出し昨日の残りの赤飯をお茶漬け風にして朝食、行動水はミルクティーを準備する。
 ハーネスを身につけザイル・アイゼン・ピッケル・アイスハンマー等を持ってゆるりと出発する。
 中山峠は沢筋のショートカットを登るが雪が締まってなく結果的に遅くなったが、いいラッセル訓練になった。
 行者小屋で登攀具を準備していざ北稜にむけて文三郎尾根に向かい途中から右に入る。
 途中下山してくるパーティがいたので、もしかして渋滞しているのかと心配したが、結局登ったのは私達以外に2パーティのみだった。
 尾根までの急登は雪は締まってなかったが少なかったので比較的楽に登れた。
 取付き点に到着するころに先行パーティに追いついた、先に行くかと言われたが一服して写真を撮りたかったので大丈夫と言ったのが運のつき。
 N艦長は感じていたようであるが、その後取付き点でザイルを持ったまま1時間も待たされるとは・・・まいりました。(^_^;
 かけ声はいいのですが、いっこうに進まない登らない・・・。おまけに素手で登りはじめたのにはビックリしました。
 こんなとこオーバーグローブで楽勝なんじゃない?と思っていたら、こういうのが下手パーティと言うんだと教えてもらう。
 その後、N艦長は前が空いたら早いのなんのってサッサか登って行きました。
 ビレイ点の到着した瞬間「登っていいよ〜!」の声がするがどうもあやしいのでしばし様子を見て登りはじめる。
 とても良い天気で、岩は手がかりも沢山あり雪面はピッケルがよく効き快適なクライミングが出来た。
 そんなこんなで攀り始めるとあっというまに山頂に到着する。
 無事登頂成功しがっちり握手、山頂は無風快晴ですぐ降りるのはもったいないのでミルクテーとクリームパンをほおばってのんびりする。
 見飽きない景色であるが、テントには八海山がまっているので下山することにする。
 赤岳へ向かう稜線の下りは意外と大変で慎重にくだる。コルに着くとハーネスとアイゼンを外し、そこからは沢筋を一目散に下降する。
 雪が少なく尻セードができなかったのが残念であるが、すぐ行者小屋に着き一服、そして赤岳鉱泉に戻る。
 昨日と同じところに諸場を開きビールと八海山で大宴会へ・・・夜まで延々と続く。
 小腹が空いて来た頃に味噌ラーメン野菜餅入りを食べる。

 行者小屋でアイゼンを付け準備を整えます。阿弥陀岳の山頂が見えます。

 北稜に向かってガシガシと登ります。アイゼンがばっちり効いて快適な登攀です。

 急登を登りきったところで振返ると硫黄岳と横岳が見えます。

 阿弥陀岳北稜の取付き地点に到着しました。岩稜左より登る予定です。

 一服しながら写真を撮ったり登ってきたルートを確認する。行者小屋がはるか下に見えます。

 この状態で約1時間待たされる。赤と黄色が下手パーティで、オレンジのジャケットがN艦長です。

 無事登攀成功しました。阿弥陀岳▲2,805m山頂で記念撮影をしました。

 山頂は無風快晴でここでランチを取りました。昨年登攀した赤岳▲2,889.2m南峰リッジが見えます。

 権現岳▲2,715mと遠くに富士山が見えます。ほんと良い天気でのんびりできました。

 昨日で目的は達成してしまったので、ややモチベーションが下がるが予定どおり硫黄岳を登ることにする。
 今日もゆっくり起き出し新年を向かえる。元旦はやっぱりお雑煮でしょ!てことでお雑煮を作る。
 お上品な薄味にしあがりお正月気分を味わう。どこにいても節の行事は大事にしたいものである。
 硫黄岳を登るだけなので装備はな〜んにもいらないとのことだが、念のためアイゼン・ピッケルは持って行く。
 しかし下りを快適にするならとストックは有効なので持って行く。
 アイゼン不要だったがアイゼントレーニングの為赤岩の頭で装着して登る。ピッケルも不要だった。
 帰りは山頂より訓練の為アイゼンを外せとのことだが、ストックだとやばそうなのでピッケルは持たせてもらうことにする。
 赤岩の頭まではスメアリングを効かせスリップしないように下る。
 一服したあとはニューイヤー駅伝に触発され急遽八ヶ岳駅伝大会を開催する。
 これよりストックに持ち替えて脱兎のごとく下山する。あっと言う間に赤岳鉱泉に到着しビールの買出し。
 テントを10m移動してる時にAパーティ2名が上がって来て合流。
 またまた、テント前に諸場を開きビールとウイスキー・焼酎で大宴会に突入し・・・夜まで延々と続く。
 夕食はソーセージポトフ・具無しカレーライス・焼き肉と豪勢にいただきました。
 でも、三日間とも外で宴会してるのは私達だけであった。しか〜し正しい大宴会は外である。

 朝の登山準備風景です。お隣さんは犬連れでの入山ですが、この寒さではさぞかし犬は迷惑なのでは?

 硫黄岳への登山道です。地面が露出していて今年は雪が少ないのが一目瞭然です。

 これより風が強くなるので赤岩の頭の手前で一服です。硫黄岳山頂が見えます。

 赤岳と阿弥陀岳が良く見えます。昨日登った阿弥陀北稜もはっきり判ります。

 横岳▲2,892mです。本当はここを縦走して戻りたかったのですが午後から天気崩れるので止めときました

 硫黄岳▲2,760m山頂です。風は吹いていますが、いつもよりは無いようです。

 今日は下山日である。Aパーティも石尊稜を登攀予定であったが天気悪いため下山決定のようである。
 のんびり起き出し磯辺焼きで朝食をとる。これで餅はすべて食べ尽くす美味かった。
 そして荷物を整理してパッキング完了、中央道が混む前に下山したいので先に出発する。
 帰りは行者小屋経由で通ったことの無い南沢登山道をくだることにする。
 途中で滝や沢などを見て行こうと思ったが雪も少なく日光の前(いまいち)だった。
 美濃戸口に到着するとN艦長はすでに到着していた。別荘に寄って帰るとのことなので挨拶して帰路につく。
 小淵沢の道の駅で入浴し昼には出たが、帰りの中央道はすでに渋滞が始まっていたが18:00には帰宅できた。

 氷結した南沢です。上手く色が出ませんでしたが、美しいアイスブルーです。

 南沢登山道も雪が少なくかえって歩きにくい感じです。

 美濃戸山荘に到着です。ここの暖炉で一服して、美濃戸口まで行けば今回の山行も終了です。

 

2011.11/27(日) 天気:晴れ
 妙義山(相馬岳)登山をしてきました。
 メンバー:単独。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 今回の登山行程は、早朝発車で常磐=北関東=関越=上信越自動車道を走り松井田妙義ICで下車し妙義山中間道Pまで入る。
 9:34発〜9:45-50中間道〜10:24タルワキ沢分岐〜11:12コル〜11:27-49相馬岳〜12:00コル〜12:18天狗岩〜12:33コル〜13:01タルワキ沢分岐〜13:27中間道〜13:32登山口の1日です。

 前回に続き草津白根山の現場監理の仕事があり、月曜日なので前日にどこか登って翌日仕事をする日程で計画することにする。
 いろいろ候補を検討してみたが妙義山は中間道は歩いたが最高峰は登ってなかったので相馬岳チョイスする。
 そして軽井沢で星野リゾートのクリスマスライトアップを見て行くことにする。

 道の駅みょうぎに着くと季節外れで閑散としてるかと思いきや、けっこう登山者がいます。
 前に桜の時期に来たときの混雑にくらべれば空いているいえるが、人気にある山なんだと再確認した。
 中間道駐車場まで車を移動し、特に準備もないのでササっと出発する。
 登山口から熊出没注意の看板がやたら目につく。そんなに出るのかな〜と思いながら中間道へ。
 中間道は前にも歩いているのであまり感動は無い、そんな訳で見晴台はすべてスルーする。
 タルワキ沢分岐もネットで調査済なのですぐ見つけることができた。
 特に疲れもないので休まずサクサクと登る。ペンキマークもしっかりあるので迷うこと無く進む。
 途中クサリ場が二ヶ所あるが、ぜんぜん危なくない。
 もっと険しいところあるんじゃないの?と思っているうちのタルワキ沢のコルに到着する。
 疲れてないので、いざ!相馬岳へと稜線を登ると、野鳥たちがエサをつばんでいる。
 本当に間際までいかないと逃げない野鳥で人慣れしているのだと思う。
 ここも危ないところは無く山頂に到着する。ここでおにぎりとミルクティーでランチをとり一服する。
 時間もあるので天狗岩を登っていくことにする。
 途中の西肩で大ノ字から登って来た登山者に先の様子を聞くと腕が疲れて大変だと言う。
 ほんとかな〜?と思いながら明日字を上手く書けないと仕事にさしつかえるので予定どおり往路を戻ることにする。
 いま考えれば行っても大丈夫だったかなと思うけど、また行けば良いのさ!
 下山後「もみじの湯」で入浴し、万座ハイウェイのチェーン脱着エリアまで行き車中泊、翌日現場まで行き仕事をする。

 中間道駐車場の案内板です。イラストでわかりやすく描いてあります。

 中間道にあるタルワキ沢分岐です。注意してあるかないと見過ごしてしまいそうです。

 タルワキ沢の道です。夏だと薮がうるさいような感じですが危なくないです。

 この岩の間を登るとタルワキ沢のコルに出ます。思ったほどの勾配は無いですし、ペンキマークがあり道は判りやすいです

 相馬岳▲1,104mです。コルから稜線沿いに登ると20分ぐらいで到着します。周りはまばらな林で展望は今一です。

 山頂からバラ尾根と金洞山の尾根が見渡せます。大分険しそうですが行けそうな感じですね次回の楽しみにします。

 天狗岩に行く途中の西肩より見える裏妙義山です。こちらも険しそうですが興味をそそられます。

 金鶏山と富岡の町並みです。薮で良く見えませんが足下がスッパリ切れ落ちています。

 西肩から見た相馬岳です。まばらな林の中右端に三角点があります。

 

2011.11/12(土) 天気:晴れ
 白砂山登山をしてきました。
 メンバー:単独。 装備:なし
 今回の登山行程は、前日早朝発車で万座ハイウェイの現場まで行き仕事する。その後志賀高原を探索し野反湖登山口Pまで移動し車中泊。
 6:26発〜7:20地蔵峠〜8:57堂岩山〜8:57弥山〜9:01分岐〜10:09-30白砂山〜11:31分岐〜13:12八間山〜14:10車道〜14:36登山口の1日です。

 草津白根山の現場監理に来たので前々から行ってみたかった野反湖へ、そして山屋としては登らないわけにはいけまいと白砂山登山をチョイス。
 前日は土砂降りの雨だったので、やむなく車中泊となりました。草津白根山は2度でみぞれまじりだったので大分冷えました。
 でも1人大宴会をし爆睡したので元気ハツラツで朝一番に登りはじめます。(^_^)v
 最初は・・・平凡な山歩きで、ハンノ木沢を徒渉しても・・・平凡、地蔵峠を越しても・・・平凡。
 なんかつまらなそうな感じがしているうちに堂岩山に到着するが・・・展望も無くやはり平凡。
 ピークをくだって5分もすると、視界がパーッとひらけて、おお〜〜て感じの景色が眼前に出てきました。
 ちょっと感動!となり記念写真を撮りますが、セルフ撮影なので看板が入ってしまい残念な感じ。
 じゃ〜行きますかと快適な尾根歩きをしているとガスも晴れ上がり気温も上昇し陽だまりハイクとなります。
 そして猟師の頭のピークからコルへくだると北アルプスの鷲羽岳に似た風景になる。
 休まず来たからかもしれませんが、これからの登り返しがい意外と長く疲れました。
 まだかな〜と思いながら登っていると白砂山山頂に到着する。ここは360度の展望です。
 ここでランチをとり小休止後下山しますが、こんな良い天気なので予定通り八間山への稜線に向かいます。
 この稜線は見晴らしも良く刈り払いもされていて気持ちよく歩けます
 八間山近くなると偽ピークに何度もだまされますが、だまされる私がバカねと思ったころに八間山に到着する。
 あとは野反湖を見ながら下るだけと思いきや良く見えたのは最初だけで、ええ〜て感じでした。
 意外に早く車道に出て自然観察路に入って小ピークのベンチに来た時は野反湖が一望でした。
 ここが本日一番の野反湖ビューポイントでした。
 あとは丸太の階段状の登山道を下ると最初に登った登山口のすぐ上に合流し登山口P到着となる。
 ふりかえってみると良い山だったの〜と満足の山だった。次は沢登りか釣りに来たいものである。
 下山後は四万温泉まで足をのばし「清流の湯」で入浴し帰路につく。

 ハンノ木沢を徒渉して取付いた尾根がシラビソ尾根です。上の方にガスがかかってます。

 堂岩山を過ぎ稜線分岐のでたところでガスの中にうっすらと白砂山がみえます。ちょつと感動の風景でした。

 しばらく歩くとパッとガスが切れ白砂山がはっきり姿を現します。稜線上にきれいに登山道が続いています。

 ここからの角度で見ると北アルプスの鷲羽岳に良く似ています。三俣から登る感じです。

 白砂山山頂▲2,139.7mです。ごらんのように快晴になり360度の展望です。そして本日一番乗りのようです。

 山頂から三国峠の方ににつながる稜線です。登山道は無いけれど何とか縦走できそうな感じです。

 堂岩山▲2,051mです。山頂に展望はなくしょぼいなと思ってましたが、外からみると立派な山です。

 北側を見ると谷をはさんで佐武流山▲2191.5mが顔をのぞかせています。あの山もなかなか立派です。

 堂岩山への分岐を過ぎ、かなたに八間山がみえます。なだらかに見えたのですが距離があり意外に時間かかりました。

 八間山▲1,934.5mです。なんども偽ピークにだまされながら到着しました。ここも良い展望です。

 八間山から見た六合村へと続く高原と林道です。紅葉は終わってますが、いい感じに枯れてきてます。

 八間山から茅の尾根を下り始めるとすぐ野反湖が見えます。野反湖が見たくてここを登ったのですが木が邪魔してます。

 車道に出て池の峠から自然観察路に入ると野反湖が一望に見ることができます。本日一番の野反湖の景色でした。

 ピークをすぎて下り始めると野反湖キャンプ場第1と第2がよく見えます。良いキャンプ場なので今度はあそこで泊まってみたいものです。

 登山口に到着です。最初はあんまり良くないかなと思ったけど、すばらしい稜線と山でした。

 

2011.11/05(日) 天気:豪雨
 大山登山(山陰遠征)をしてきました。
 メンバー:単独。 装備:なし
 今回の登山行程は、前夜発高速バスで新宿を出発し米子駅6:40着、路線バスにて大山寺まで行く。
 8:35発〜8:49登山口〜10:17-22六合目避難小屋〜11:15弥山〜11:20-12:10頂上小屋〜13:01分岐〜14:14大神山神社〜14:39大山寺の1日です。

 本州最後の百名山をめざして新宿発深夜バスに乗るが、帰省や出雲観光の若者が多く登山するものは他にいないようだ。
 狭いシートであったが寝れないことはないので、いつものように寝不足無く米子駅に着く。
 大山寺行きのバスを確認し、荷物を整理しコインロッカーに預け朝食のパンをほおばる。
 そうこうしてるうちに時間になりバスに乗る。あいにくの雨なので景色はまったくなく大山寺に着く。
 けっこうな観光地になっているが、雨なので閑散とした門前街を通り登山口に向かう。

 登山道は良く整備されているが、丸太を階段状に敷いた道は思いのほか疲れるので整備しすぎるのも考えものだ。
 雨はあいかわらず降っているが樹林帯なので風がないのが幸いである。
 四合目を過ぎるあたりから時折下界が見える。紅葉がちょうど見頃になつており元谷の様子が見えたりする。
 元谷への分岐を過ぎると、まもなく六合目避難小屋に着く。前は広場になっており晴れていれば良い眺めだと思う。
 小さな避難小屋ですこし休憩をとり登りはじめると八合目あたり森林限界をこえるころから風が強くなる。
 稜線の木道にでると遮るものが無いので吹きさらしで体がすこし持っていかれるが問題ない。
 山頂の弥山に到着するが、のんびりすることもできず記念撮影をして頂上小屋に入る。
 ここは避難小屋のような感じになっており管理人もいて軽食やバッジなど販売している。
 お湯を沸かしカップヌードルとカレーパンで昼食をとりミルクティーでのんびりする。
 雨がやむ様子も無く下山開始する。同じ道を戻ってもつまらないので分岐より元谷を通ることにする。
 いい感じの登山道で紅葉の中を歩く、時折雲の切間から大山の輪郭の稜線が見えたりする。
 元谷小屋につくとあやしい人たちが川原で十字架を立てている。
 新興宗教かとあやしんでいると小屋の中では白いドレスを着た女性が二名出て来た。
 あ!地元の山岳会の人たちが結婚式を上げるんだと微笑ましくなる。
 小屋で休んだ後川原をあるいていると万歳が聞こえたので、私も振返り万歳三唱をやってお祝いした。

 川沿いの散策路のような道を下っていくと大神山神社に着く。
 バスの時間もきわどくなってきたので、足早に下るが石畳が苔むしており滑る滑る。
 滑りながらもコケないところが偉いと自分をほめたりしながら大山寺に着く。
 無事バスの乗込み靴を脱いでみると靴下の水がしぼれるほど浸水していた。
 今晩は偕生温泉に泊まり、明日からレンタカーで出雲大社・宍道湖・境港・鳥取砂丘と観光することにする。

 大山寺の門前街です。雨のせいか閑散としていますが、立派な観光地になっているようです。

 一合目あたのり登山道です。よく整備されていますが、段が足に合わずおもいのほか疲れます。

 雲の切間から見えた大山寺周辺です。雲でわかりにくいですが日本海が見えるようです

 八合目からの木道です。ここは稜線になり海からの風をもろに受けて寒く飛ばされそうです。

 大山山頂(弥山)▲1,711mです。ごらんのように視界がありません。

 山頂小屋です。中は広く土間のようになっており沢山の人が休憩でき管理人もいます。

 六合目近くの分岐から元谷に向かう登山道です。良い感じの道でここから下は紅葉しています。

 元谷への途中で大山の輪郭が見えます。あとすこし雲があがれば山頂が見えるんだけど残念でした。

 元谷小屋です。土砂で小屋への道は判らなくなっており沢沿いから迂回して入りました。

 地元の山岳会の人たちが結婚式をあげてます。一時は新興宗教かと身構えましたが・・・ここで万歳三唱した。

 大山の登山道が鳥瞰図になってます。山頂稜線は外輪山のようになっています。

 大神山神社です。雨なのに意外に参拝客がいてびっくりしました。

 

2011.11/05
 私の趣味である「楽しむ登山」や、「野外活動」を紹介するページです。


inserted by FC2 system