登 山 vol.8

2012.10/06(土)〜08(月) 天気:晴れ・曇り時々雨・快晴
 北アルプス 表銀座〜槍ヶ岳縦走をしてきました。
 メンバー:N氏
・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 今回の登山行程は、前夜発高速バスで新秋葉原から竹橋を基点に出発し中房温泉まで行く。
 06日(土) 6:20中房温泉〜9:10合戦小屋〜10:40-55燕山荘〜14:15喜作レリーフ分岐〜15:05大天井ヒュッテ(泊)
 07日(日) 6:40大天井ヒュッテ〜9:00-30ヒュッテ西岳〜10:20-25水俣乗越〜12:35-40ヒュッテ大槍〜13:40槍ヶ岳山荘(泊)
 08日(月) 6:10-7:30槍ヶ岳往復 7:45槍ヶ岳山荘〜10:20-40槍沢ロッジ〜11:50-12:00横尾山荘〜12:50-55徳沢園〜14:30上高地までの2泊3日です。

 紅葉を見に北アルプスに行ってきた。竹橋出発の夜行バスの多さにビックリしながら乗車し爆睡したら中房温泉に到着する。
 降りた瞬間トイレに駆け込み大を済ます。この機転の早さが私のエライところで、座右の銘は「臨機応変」である。
 写真を見てわかるとおり山手線のような混雑である。それを横目で出発するが合戦尾根でも大渋滞に巻き込まれいきなり気持ちが撃沈状態である。
 混雑の合戦小屋を素通りしたあたりからばらけて自分のペースで登れるようになった。あ〜えがった。
 合戦沢の頭で小休止し、山ガール達と談笑しならがロイヤルミルクティーとお菓子をいただく。
 彼女達はなんか毎年のように秋に登っているらしく、今年の紅葉は良いねと言っていた。毎年同じ季節に来たら飽きない?
 ここから稜線まではスイスイと快適に登れたので、不思議とあまり疲れなかった。
 燕山荘に到着すると、ま〜山ボーイ・山ガールが沢山いて華やかでいい感じで、おのおのが絶景を楽しんでいる。
 そして視線を山に向けると稜線から山肌を下に向かって紅葉が見頃に染まっています。
 いつもは記録用に防水カメラしか持たないけど、今回は一眼レフカメラも持ってきたので撮影も楽しみである。
 大休止のあとは表銀座縦走コースを槍に向かって歩き出す。この道いつもながらなだらかで歩きやすい。
 そして名峰槍ヶ岳を見ながら3,000m近い稜線を歩くのは爽快である。
 途中雷鳥の大家族を見つける。冬毛が生え始めてお腹のあたりが白く忙しそうに何かをついばんでいる。
 人慣れしているようで、逃げるごどころか目の前まで来てエサを捜しているのだ。
 雷鳥の写真はズームはつかわず28mmの広角レンズで撮っています。
 いつまでも見ていたいが、道中長いので先にすすむことにする。
 大下りの入口に到着し大天井に向かう稜線の紅葉がすばらしいので、しばし撮影タイムとする。
 写真撮影を楽しんだあとはひたすら下ります。そして鞍部についたら登り返します。
 また元の高度に戻ると一安心で、よそ見をしながらあるくとブルーベリーを発見する。
 なんで実があるのかな〜?と思うがとりあえず食ってみると美味いのだ。
 雷鳥はこれを食べていたのかな?私もまけじとガンガン食う。美味かった〜っ。
 だらだらと歩いているとまもなく大天井岳下部の分岐にさしかかり相棒と相談、
 空いていそうな大天井ヒュッテ泊まりとするので右のコースを進む。
 このコースは山肌をトラバースして通る道なのでアルプスらしい登山道でありお勧めです。
 牛首展望台が見えると眼下に今日の宿大天井ヒュッテが鎮座している。
 さ〜お楽しみの宴会が待っているので、あっとゆうまに下ります。
 山小屋は空いているせいか寒かった。夕飯はトンカツとご飯と味噌汁とお漬け物とまあまあです。

 中房温泉の公衆トイレです。すごい混雑で順番待ちが100人はいたぞ、早めに済ましてラッキー。

 合戦小屋に到着です。ここまで登山道大渋滞で、これほどまで混んでるのは初めてです。

 合戦沢ノ頭にて槍の穂先をバックにスナップ写真です。

 合戦尾根を登る。ピークに燕山荘が見えるもうすこしで稜線です

 燕山荘に到着する。ここまでは山ボーイ・山ガールが沢山います。

 これから向かう表銀座縦走路です。オリンパスTGで撮ると紅葉の色が出ないです。

 燕岳▲2,762.9mです。一眼レフで撮ると紅葉の色が良く出ます。

 表銀座縦走路の先に槍ヶ岳を望む。山肌の紅葉が見頃です。

 歩いてきた表銀座縦走路を振返る。ここの登山道はアップダウンが無く快適です。

 冬毛が出始めた雷鳥です。人慣れしてるらしくぜんぜん逃げません。

 大下りにてのスナップ写真です。やっぱり紅葉の色が出ないです。

 大天井岳▲2,921.9mと紅葉です。一眼レフで撮ると紅葉の色が良く出ます。

 大天井岳に向かう縦走路です。この辺にくるとハイカーもまばらになります。

 歩いて来た大下りを振返る。こっち方向の方が楽な感じがした。

 天然のブルーベリーです行動食にしました。夏に実をつける植物ですが天然の冷蔵庫なんでしょうね。

 大天井岳を下から見上げる。こちら側もなかなか良い山ですな〜っ。

 北アルプスらしい縦走路です。ここに道を造るのは大変だったでしょう。

 牛首展望台▲2,766mと大天井ヒュッテです。谷間にポッンとある静かな山小屋です。

 昨夜は雪が降った。見上げると大天井岳には雪が残っている。
 登山道の状況が心配だったが、ガスが出て視界が悪いが歩き出すと雪の問題はなさそうでホットした。
 ま、多少問題あっても補助ロープ持参なので行くつもりでいたのですがね。
 雪が心配で西岳から下るといってた気弱なパーティはどうしたのでしょうか?
 多分大丈夫だから一応西岳まで行って決めたほうがいいよとアドバイスしておいたのだけど。
 北鎌尾根トライの為稜線から貧乏沢の降り口も確認しておきたかった。
 すぐ見つけることが出来て視界悪い中貧乏沢をちょっと下まで偵察に行ってみた。
 後はガスの中をもくもくと歩く。風の強さがそんなでもないのが幸いだった。
 西岳ヒュッテが見えるころ、やっとガスが晴れて見晴らしがきくようになった。
 到着して天場が見晴らしが良さそうなので先端まで行って展望を楽しみながら小休止する。
 ここは静かで見晴らし最高のいい天場で気にいってしまった。また来たい場所です。
 お天気もあやしいのでそろそろ水俣乗越しに向かいますが、雪ですこし色がくすんだが紅葉がよく見えます。
 鞍部まではもったいないほど下ってしまいます。また登り返すかと思うとあ〜あっという感じです。
 水俣乗越しから天上沢にはしっかりした登山道がありちょっとビックリした。
 前を歩いていたバテ気味の単独行のおねーさんはここから槍沢に下るらしい。
 ここからの槍沢の紅葉がすばらしいので、しばし写真撮影タイムとする。
 
いよいと東鎌尾根に取付きますが、やっぱり槍ヶ岳が雲の中で見えません。
 槍ヶ岳に向かって登るが楽しみだったのに残念です。しかしアルペン的な登山道はおもしろいです。
 岩稜を登ったり下ったり梯子を上ったり下ったりと飽きない。ここが人気コースなのもうなずけます。
 途中風の当たらないコルでお湯をわかしてラーメンやお茶をいただく。絶景が最高の調味料です。
 高度をどんどん上げて行くとついのガスの中に入り、後はもくもくと登るとヒュッテ大槍を通過し槍ヶ岳山荘に到着する。
 今日槍ヶ岳登頂予定だったが、この天気では明日に延期とし宴会を始める。
 いつものようにクソ寒いがテラスでビール&銘酒花泉をいただく。うまがった〜っ。
 天気悪かったが小屋には人は沢山いました。夕飯は記憶にないぐらいで大したことなかった。

 昨夜は雪が降りました。山頂付近には雪が積もっています。

 濃霧の中を歩いてきましたが、やっとガスが切れて西岳ヒュッテが見えました。

 西岳▲2,758mと西岳ヒュッテです。ここも静かで眺めも良く長期滞在したい天場です。

 水俣乗越に向かう縦走路です。ガッツリ下りますが道はだいぶ整備されたようです。

 水俣乗越の前から槍沢上流を見下ろす。稜線にガスがかかり残念です。

 水俣乗越の前から槍沢ロッジ方向を見下ろす。昨日の雪で紅葉がすこしくすんだようです。

 水俣乗越の手前から天上沢を見下ろす。こちらもいい感じに色づいています。

 東鎌尾根への縦走路です。ここも北アルプスらしい登山道です。

 東鎌尾根と槍沢をバックにスナップ写真です。稜線が見えず残念です。

 東鎌尾根を登る。槍はすっぽりガスの中で、槍に向かって登りたかったのに残念です。

 ヒュッテ大槍からの縦走路で雷鳥を見る。ここの雷鳥も人慣れしてます。

 槍ヶ岳山荘に到着です。小雨がぱらついて今日は槍を登ってもな〜っ。

 朝起きるとすばらしい天気で、槍ヶ岳山頂は渋滞まちがいなし。
 バスの時間が気になるが遅めの朝食にし遅めに登頂する作戦としたのは正解だった。しかしそれでも渋滞で待たされた。
 山頂では待った甲斐はあるすばらしい展望にめぐまれた。前回来た時は今一の展望だったのでリベンジ成功というところです。
 北鎌尾根も十分見ることができたので偵察にもなってえがった。飽きない眺めであるが次の人がいるので降りることにする。
 案の定下りも渋滞なので、帰りのバスの時間がますます心配になってきた。
 槍ヶ岳山荘で荷物を取って上高地に向かって下山する。
 お天気のアルプス歩きは文句無く楽しいが、もったいないが大曲まではぶっちぎりに早さで下山する。
 だいぶ時間もかせいだので、途中写真とったり馬場平のキャンプ場を探索したり寄り道がはじまる。
 そんなこんなで槍沢ロッジで小休止してお湯をわかしてコーヒータイムとする。
 遡行したいと思っている一ノ俣、二ノ俣を探索しながら歩いていると見憶えのある出かいザックのおねーさんに会う。
 あ!谷口けいだと思ったけど、声をかけるのもかわいそうかなと思い知らないふりをした。
 さて時間も押して来たので、ここから上高地までまたまたぶっちぎりの早さで到着し小梨平キャンプ場の風呂に入る。
 さっぱりした後は隣の食堂でビールと枝豆でバスの時間までまったりと過ごす。
 そして上高地バスターミナルは大勢の人が・・・ここはもう神秘性はなくなり立派な観光地ですな。
 そんな昔をなつかしみながら満員のバスに乗り帰路につく。いい縦走だったな。

 今日は快晴です。あんまり朝焼けにはならなかったが穂高連峰と雲海が美しい。

 槍へ登るルートは渋滞で順番待ちです。予想して時間をずらしても混でます。

 槍ヶ岳山頂より穂高への縦走路を見る。また歩いてみたくなりました。

 槍ヶ岳山頂より槍ヶ岳山荘を見下ろす。いつもながらよく建てたなと思います。

 槍ヶ岳山頂より西鎌尾根の縦走路を見る。影槍がくっきり見えます。

 槍ヶ岳▲3,180mです。快晴で360度の絶景です。

 北鎌尾根のバリエーションルートです。今日の天気なら快適に登れるなぁ。

 槍ヶ岳をバックにスナップ写真です。これから高速バスに間に合うように下山します。

 槍ヶ岳直下の登山道から見上げる。う〜ん槍〜って感じですな。

 槍沢から見上げる槍ヶ岳です。U字谷になっているのがわかります。

 大曲がり付近でのスナップ写真です。気持ちのいい空です。

 横尾山荘に掛かる橋で、たくさんのハイカーがいます。もうすこしで上高地です。

 

2012.09/22(土)〜23(日) 天気:晴れ→雨・雨
 奥秩父 笛吹川東沢-釜ノ沢東俣遡行をしてきました。
 メンバー:A夫妻
・Appleの3人パーティ。 装備:補助ロープφ7.0×30m
 今回の登山行程は、前夜発車で常磐道=首都高=中央道=勝沼IC=R140=道の駅みとみPまで入る。
 22日(土) 道の駅みとみ=8:30西沢渓谷入口P〜9:55-10:10ホラ貝ゴルジュ〜10:50入渓〜12:30-40釜ノ沢出合〜13:55-14:05両門ノ滝〜14:20幕場(泊)
 23日(日) 7:25幕場〜10:00-10木賊沢出合〜11:05甲武信小屋〜13:05-10徳ちゃん新道分岐〜15:10西沢渓谷入口Pの1泊2日です

 何年前になるだろうか甲武信小屋に泊まった時に東沢から釜ノ沢を遡行するビデオを見た千畳のナメがことのほか美しかった。
 いずれ遡行してみたいと思っていたのだ。ACC-Jのナーゲル祭の時に同じ気持ちだった東京のA夫妻と春になったら行こうと約束していた。
 天候不順や東日本大震災の影響でのびのびになっていたがようやく実現することができた。
 前夜に道の駅みとみに集合し朝出発なのだが、どうも天気が思わしくない。夜半から天気が崩れ明日は雨の予報だ。
 しばし話し合い、今日中にヤゲンの滝を越え広河原の幕場に着けば増水してもたかが知れてると判断し出発する。
 西沢渓谷に行く橋を越えたところから東沢に降り徒渉。その後は沢と山道を交互に進むかんじでホラ貝のゴルジュに出合う。
 今日は水量がすくないな〜っ。チャンスかもなどと思いながらせっかくだから泳いで偵察に行くことにする。
 フラットソールがあれば行ける感じだが今回の目的と違うので次回の楽しみとする。
 ホラ貝のゴルジュを巻くべく山道に入るがどうも道を間違ったらしく、ロープを出しトラバースして薮漕ぎをして山道に出る。
 すこし手前を上に向かうのが正解だったかな?山の神の祠も見なかったので見当
がつかない。
 沢に入るとしばらくは河原歩きになり、東のナメ滝など多くの滝が流れ込む風景が美しい。
 途中西のナメ滝でウォータースライダーをして楽しんだ。水がやや冷たかったが夏だったらさぞかし気持ちいいだろう。
 釜ノ沢の分岐で行動食を食べ小休止し魚留滝に出合う。一見どっから登るのというナメ滝だがよく見ると左側に手掛かりはある。
 A旦那リードで登った後は、いよいよ千畳の滝とのご対面である。ほんとうに滑らかで奇跡のようなナメ滝である。
 水が薄く這うように流れる一枚スラブのような滝をフリクションを効かせながら歩く。
 両門ノ滝もシンメトリィに流れ込む美しいナメ滝である。ここから東俣に入り右側を巻く。
 ヤゲンの滝も立派な滝で右側を巻くがマヨイ沢に入り込まないように注意がいる。
 ここを越えると広河原になり右側にキャンプ場ではないかと思わせるほどの絶好の天場がある。
 もすこし上かなと思ったが、ここで泊まることにし雨に備えてタープを連装で低く張り薪集めをする。
 竿を出してみるが魚のいる気配が無くイワナはいないと思う。
 焚き火を起こしたら、さっそくビールで乾杯し大宴会が始まる。会津の銘酒“花泉”がまた美味い。
 辛子明太子・ホルモン焼き肉・鮭の塩焼き・豚汁・ほかほか白ご飯での夕飯に至福の時間を過ごす。
 ちょうど食事が終わる頃雨が降り出しお開きになる。片付けをして就寝となる。

 東沢の河原歩き。山道と交互に進むががここまでは平凡な感じ。

 ホラ貝のゴルジュ探索に泳いでいく。中の写真は暗くてピンぼけになり残念。

 巻き道で道がまちがったらしく、ロープを出してトラバースして薮漕ぎ。

 浸食された断崖の中の快適な河原歩きである。明るくて開放的だ

 東のナメ滝です。フラットソールであればフリーで登れるらしい。

 西のナメ滝でウォータースライダーを楽しむが、水はやや冷たい。

 魚留滝です。一見登れそうもないので、しばし考えこんでしまった。

 千畳のナメ滝です。緩やかに水が流れる奇跡のような美しいナメ床です。

 両門ノ滝です。ここも均等に滝が流れ込むナメ滝が美しい。

 雨は一晩中降っていた。風も出ているようだが林の中なので大したことはない。
 朝になり雨やまないかな〜っとの願いもむなしく強くなるばかり。しかたないので朝食を食べ撤収し出発する。
 最初は荒れた河原を上がったり降りたり、右に行ったり左に行ったりとジグザグに登る感じで雨と相まって体力を消耗する。
 途中途中のナメ滝は雨でスラブが濡れており、枝をつかんだりしながら慎重に登る。
 枝沢を間違えないように注意して登り、30mナメ滝は右側を巻くが枝をつかみ急な尾根状斜面を登る。
 木賊沢に入り込まないように沢を渡り、滝沿い右側を小さく巻いて登る。
 滝上に出ると後は急なナメ床をトボトボ歩くとポンプ小屋に到着する。
 管理用の道を登るとまもなく甲武信小屋に到着する。ここで沢靴を脱いでスニーカーに履き替える。
 あとは木賊山を越え戸渡尾根・徳ちゃん新道を雨の中もくもくと下る。
 途中東沢を見るが増水して濁流となっており、予想どおりの状況であったと確信する。

 広河原の幕場です。キャンプ場のように快適な天場です。

 広河原はだいぶ荒れていますが、上流になるとナメの小滝が連続します。

 ミズシ沢との分岐かなと思います。この辺もすこし荒れている感じです。

 

2012.09/05(水) 天気:快晴
 富士山登山をしてきました。
 メンバー:かみさん・息子・Appleの3人パーティ。 装備:なし
 今回の登山行程は、前夜発車で常磐=首都高=透明高速=御殿場IC=富士スカイライン=富士宮口P
まで入る。
 5:30富士宮口〜8:10八合目〜9:35九合五勺〜10:15外輪山(浅間大社奥宮)〜10:40-11:15富士山(剣ヶ峰)〜12:15-25外輪山(浅間大社奥宮)〜14:55富士宮口の1日です。

 かみさんが前から富士山を登りたいと言っていたので、すいている9月の天気の良い日を選んで実施した。
 富士山の山小屋は最低なので泊まりたくない。前夜発日帰りとし余力があれば御鉢廻り
もするという計画である。
 問題はかみさんの体力だけであるが、いざ実施してみると難なく登って降りてきた。やはり足の太い女は丈夫である。
 夜中に着くと9月なのにそれなりの車が止まっている。さすが富士山というところである。
 富士宮口Pの適当な所に止めて車中泊であるが3人だとキツイ。テントを張るのも面倒なので根性で寝る。
 夜が開ける前に周りはざわついてきた。ご来光を見るハイカーが登る準備をしているようだ。
 おかげで早起きができ日の出と共に出発することができた。
 五合目登山口から出発するが横にしばらくトラバースするようだ。前に来た時よりルートが変わっている。
 標識どおりに進むとまもなく雲海荘に到着しトイレ休憩をする。ここを過ぎると山頂に直登するルートになる。
 ここからは登る一方で地道に高度を稼ぐしか無い。やはり酸素が薄いせいか息が切れる。
 登山道は急ではないが溶岩がゴロゴロして歩きにくい。しかし前来た時よりも整備がだいぶ進んでいるようだ。
 富士宮の街や愛鷹山がよく見える絶好の登山日和の中を登る。かみさんは遅れず付いてくる。
 息子は大学生なので体力は人生の中で一番ある時期。まちきれずに早足で登って行く。
 そんなこんなとしているうち鳥居を過ぎ外輪山にたどり着く。ちょうど浅間大社奥宮の前に出る。
 かみさんがトイレ行ってくると向かったがカギがかかっている。
 こんなにハイカーがいるのにサービス精神0の対応だと憤慨するが、出るものは止められないので岩陰をさがして用を済ます。
 気を取り直して剣ヶ峰に向かうと富士山頂測候所跡の脇になるが白のドームが無いのは寂しい限りだ。
 登頂記念の写真を撮り、すこし奥の空き地でランチをとる。風もなくコーヒーを飲んでのんびりとすることができた。
 御鉢廻りに出発するが雲の上で下界はあんまり見えなかった。一周して往路を戻ることにする。
 あとはひたすら下るだけ。他の若者パーティは膝カックンで難儀しているようだが、うちのファミリーみんな元気である。
 車中ではかみさんは登頂報告のメールをしまくっていた。いやいや付いて来た息子も登頂はまんざらではないようである 。
 御胎内温泉センターで入浴し食事して帰宅する。

 夜が飽けたばかりの富士宮口の5合目標高2,400m付近から富士山頂を見上げる。

 7合目付近の登山道から山頂を見上げる。山頂は遥か彼方です。

 登山道を振返ると眼下に広大な富士の裾野や愛鷹山が見えます。

 9合目付近の鳥居脇を登る。お天気がいいので登るのも楽しいです

 表登山道を登ったので外輪山に着くと浅間大社奥宮になります。

 山頂噴火口です。ここから時計回りに剣ヶ峰を踏んで御鉢周りをします。

 剣ヶ峰への最後の登りになります。富士山観測所は閉鎖されています。

 富士山頂(剣ヶ峰)▲3,776mです。みんな思いのほか元気に登頂しました。

 御鉢周りの途中から青木ヶ原樹海方面を見下ろす。山頂は雲の上です。

 

2012.08/10(金)-19(日) 天気:晴れ・晴れ・晴れ→曇り・雨・雨→晴れ・晴れ・曇り→雨・雨・晴れ・晴れ
 幌尻岳・十勝岳・大雪山・トムラウシ山・羊蹄山登山(北海道遠征)をしてきました。
 メンバー:単独。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 10日(金) 車で大洗港まで行き、18:30発のフェリー(さんふらわあ ふらの)で北海道に向かう。船中(泊)。
 11日(土) 13:30苫小牧港着、車で移動し食料の買出し=二風谷=平取温泉まで行き車中(泊)。
 12日(日) 3:00とよぬか山荘(シャトルバス)=4:00第1ゲート〜4:35第2ゲート〜5:40取水口〜7:10幌尻山荘〜9:10命ノ水〜11:15-35幌尻岳〜13:20命ノ水〜14:40幌尻山荘(泊)。

 13日(月) 4:15幌尻山荘〜6:00取水口〜7:05第2ゲート〜7:40第1ゲート(シャトルバス)=8:40とよぬか山荘、
       車で移動し日高沙流川“ひだか高原荘”で入浴=占冠=北の国から“五郎石の家”=富良野=十勝岳望岳台まで行き車中(泊)。

 14日(火) 7:00望岳台P〜8:10十勝岳避難小屋〜10:20-55十勝岳〜12:10十勝岳避難小屋〜12:55望岳台P、
       車で移動し露天風呂“吹上の湯”で入浴=美瑛=天人峡=旭岳温泉Pまで行き車中(泊)。

 15日(水) 6:00旭岳温泉P(ロープウェイ)=6:15すがたみ〜6:35旭岳石室〜8:10-45旭岳〜9:50旭岳石室〜10:15すがたみ(ロープウェイ)=10:30旭岳温泉P、
       車で移動し=旭川=とうまスポーツランドで温泉入浴=上川=層雲峡=大雪湖=渓流釣り=糠平湖=然別湖=道の駅“瓜幕”まで行き車中(泊)。

 16日(木) 悪天のため登山中止。車で移動し=鹿追=帯広=十勝川温泉“かんぽの宿”で入浴=士幌=瓜幕=トムラウシ温泉=短縮登山口まで行き車中(泊)。
 17日(金) 4:10短縮登山口P〜4:35温泉コース分岐〜5:20カムイ天上〜7:45前トム平〜9:25-50トムラウシ山〜11:05前トム平〜13:15カムイ天上〜13:55温泉コース分岐〜14:10短縮登山口P、
       車で移動しトムラウシ温泉“大雪山荘”で入浴=十勝清水=占冠=夕張=千歳=支笏湖=道の駅“ニセコビュープラザ”まで行き車中(泊)。

 18日(土) 車で移動し、4:35羊蹄山登山口P〜5:30二合目〜6:45六合目〜8:05九合目〜8:50-9:20後方羊蹄山〜9:50九合目(1:00)〜10:40六合目(1:00)〜11:30二合目〜12:00羊蹄山登山口P、
       車で移動し“まっかり温泉”で入浴=オロフレ峠=登別温泉=苫小牧港まで行く。18:45発のフェリー(さんふらわあ さっぽろ)で茨城に向かう。船中(泊)。

 19日(日) 14:00大洗港着、帰路に着くの9泊10日の行程です。

 先月に引続き北海道の山に行くことにする。オンシーズンなのでフェリーは発売日にすぐ予約した。
 大洗港に到着し乗船手続きを済ませフェリーに乗り込みエコノミールームに入ると超満員でした。
 取れない人も多かったようだし早めに予約して正解だった。さっそく乗船祝いにエビスビールと枝豆で乾杯する。
 落ち着いた頃に船内探検をし、タイタニックじゃないが不測の事態にも対応できるよう下調べをする。
 一通り歩いたら本格的に宴会をするべく船内に戻る。クーラーボックスに酒とつまみは充分持ってきたので大宴会も可能である。
 仕事でだいぶ疲れていたらしく早めに意識不明になり寝てしまったようだ。

 朝早く目覚め、混まないうちに風呂に行って汗を流してサッパリすることにする。
 流れる海を見ながら入る風呂が船旅での一番のお気に入りである。
 甲板に出て潮風をあびて景色を見るが海しか見えないのでそうそうに飽きてしまう。
 今日は車の運転があるので、ビールを飲むわけにもいかず読書をしてのんびり過ごす。
 苫小牧港に到着し下船したら食料の調達にコンビニに寄る。
 地元のセイコーマートは手作りの総菜などが美味く北海道ではおすすめである。
 食料を調達したら一路日高の平取を目指す。
 無料の高速道路を走り二風谷のアイヌ資料館に寄る。
 ここは牛肉が有名らしく、ぴらとり温泉で汗をながし隣のレストランで平取牛を食べる。
 今晩はここの駐車場で車中(泊)することにするが大失敗で、9時まで営業しておりうるさくて寝れなかった。

 大洗港で乗船手続きをすませフェリー前で順番待ちをしている。

 二風谷の風景です。前方に見える岡がアイヌの祭祀を行ったところらしい。

 ぴらとり温泉です。ここの駐車場で初日の車中泊をする

 寝不足の中深夜に、とよぬか山荘を目指して出発する。
 寝過ごして始発のシャトルバスに乗り損なうと後の行程が大きく狂うので、気が気じゃなかった。
 とよぬか山荘に到着するがシーンとして誰もいない感じで、しかたないので時間まで車で寝ることにする。
 シャトルバスは3時頃に到着し、なんか適当な感じに乗り込み額平林道第1ゲートに向かう。
 到着するがまだ真っ暗である。誰も出発しないで様子を見ている。
 ヒグマを怖がっているようなので、しかたながいので私が一番に出発する。笛を吹きながら注意して進む。
 林道歩きの途中で明るくなるが、この林道歩きが長いのなんのって帰りも歩くとなるとやんなります。
 途中で若者ソロトレッカーと話しながら歩くとハイペースにつられ二番乗りで取水口へ到着する。
 ここで若者朝飯食うとのことで1人先に沢沿いの道を進む。
 なんか早い感じがするが入渓準備をしてると、後から来た親子連れにここが徒渉点かと聞かれるが判らないと答える。
 私的にどうせ入渓するのだからどこでも同じなんだよね。
 沢登りコースは日頃の山行のおかげでぶっちぎりの早さで幌尻山荘に到着し一番手に追いつく。
 ここで沢装備を脱ぎ物干に吊るしザックを小屋に預け、サブザックに水とパンを入れて山頂を目指し登山道を進む。
 樹林帯の中は平凡な感じの急登の登山道である。標高1,600m位の森林限界を越える辺りが稜線となり視界が開ける。
 ここで体調の異変を感じる。息切れが酷くなり動悸がするようになり、この時点では高山病かと思った。
 でもこの標高でなるのかなと思いながら、ペースダウンして休みながら登ることになる。
 外輪山の到達すると遥か彼方に幌尻岳山頂が見える。なだらかな稜線にみえるが長い長い。
 牛歩のような歩みでここで沢山のハイカーに抜かれるが、休み休み高山植物を愛でながら進む。
 あんなに晴れていたのに山頂に着く頃にはガスがかかるようになり展望は今一になる。
 山頂でランチをして息をととのえて下山することにする。標高が下がれば体調も良くなるはずとあいかわらずのゆっくりペースで下山する。
 命ノ水場付近になり標高1,600mまで下ったのに体調はあまり芳しくない。
 これは???ここで後頭部が腫れていることを思い出し蜂に刺されたのかと、もしかしてアナフィラシキー症状なのかもしれない。
 ま、とにかくショック死は無さそうなので今晩は小屋泊まりして休養することにする。
 小屋に到着すると結構な人たちが宴会などをしている。私はさくさくと食事をしてお酒はほどほどに小屋に入いることにする。
 天気は下り坂で明日朝には雨になる予報である。幌尻岳のカールを目の当たりにしたので雨が降る前に沢を下りたいと思い、日の出前の出発を管理人に伝える。
 そんな訳で早めの就寝となる。

 長い林道を歩き終点の北海道電力の取水口に到着する。

 ここより入渓するが、へっつて行けばまだ先まで沢沿いを歩ける。

 幌尻山荘です。地元山岳会が管理しており毛布一枚支給されますがシュラフ持参で自炊となります

 樹林帯の中を歩き森林限界を越えると戸蔦別岳▲1,959mの稜線が見える

 北カールを見下ろしながら外輪山を周回し幌尻岳山頂を目指す。

 外輪山より北カールを見下ろす。沢がありテント泊したら気持ちよさそう。

 幌尻岳▲2,052.8m山頂です。あいにくガスが上がってきて視界は悪いです。

 山頂より東カールを見下ろす。こちらもすばらしいU字谷です。

 北カール全景です。広大なジョウゴのようで雨が降ると額平川は簡単に増水するだろう

 早朝3時に起き出し、忍び足で小屋を出て出発準備をする。
 私だけかなと思いきや意外と多くに人が出発準備を始めており、みんな幌尻岳山頂を目指して出発していく。
 沢を下るのは私だけである。ま、普通の人はそうだろうなと思い沢靴を履く。
 すこし明るくなってきたので出発する。来る時に地形は覚えてきたので迷うこと無く沢を下る。
 場所によっては水流沿いにショートカットして進む。ジモティーにもまけない早さで取水口に到着する。
 ここで朝飯をとると雨が降り出して来た。もう増水しても下山できるので安心して歩く。
 林道歩きは登るときは暗かったのでアブがいなかったが、雨なのにアブの猛攻を受けのんびり歩けなくなくなった。
 そんな訳で早めにシャトルバス乗り場に着いたはいいもののアブの大群が・・・。
 スーパーハウスの待合所に逃げ込み中にいるアブを退治し、なんとか着替え休むことができた。
 しばらくするとバスが到着し、無事乗り込み一座目の幌尻岳山行が終了する。

 とよぬか山荘に到着し、日高沙流川温泉に向けて車を走らす。
 途中で大雨になり日の出前に下山して正解だったと思う。ひだか高原荘で入浴し疲れを癒す。
 次の目的地があるのであまりのんびりもできず、しかたなく大雨に中を出発する。
 日高・占冠と寄り道しながら富良野に入る。ここは北の国からの舞台でありロケ地を見てみたいと思っていた。
 五郎石の家を見学し、同じ敷地内の最初の家を見て、名物の富良野カレーを食べに行く。
 一番有名なカレー店は移転したらしく見つけることができず、二番目に有名なカレー店に行った。
 私的にバッチグーの美味さでなんとか探したかいがあった。
 だいぶ時間も押してきたので十勝岳登山口を目指して望岳台に向かう。

 夜明けには大雨なので増水前に下山します。深夜にひっそりと小屋を出て準備中。

 林道第2ゲートです。シャトルバスの乗り場までもうすこし、雨の林道歩きも終わりです。

 シャトルバスから額平林道を見る。道はそれほど悪くない。

 北の国からのロケ地めぐりです。初回から見てました。

 五郎石の家です。すごく良いロケーションに建っています。

 富良野はカレーが名物らしく、有名店のオムカレーを食しました。

 望岳台で車中泊し朝を迎えるが、あれれ晴れじゃなかったの?
 モチベーションは一気に急降下し、様子見とばかりにまた寝ることにする。
 雨が小雨になってきたところで出発することにする。こんな天気で登るのか〜と意気消沈しているが幌尻岳の時と違って息は切れない。
 そうこうしていると十勝岳避難小屋への分岐を過ぎ、火山礫の急登を登り昭和噴火口が見えると空が晴れ上がった。
 遠くに美瑛岳や十勝岳山頂が見えやる気が出て来た。サクサクと溶岩がくだけた道を歩き山頂直下にせまる。
 このまま直登したいところだが無理は禁物と正規登山道をのぼること、すこしで山頂に到着する。
 360度の展望でやはり山は天気が良くないとねと思う。
 本当はここからトムラウシ・大雪山と縦走したいところだが観光もしたかったので往路を戻ることにする。
 下山は絶好調に早さで、ナイスなタイムで望岳台まで行くことができた。
 ここでヘリコプターが旋回しているので遭難かと思いしばし様子を見ることになる。

 宮沢りえ入浴で有名になった吹上の湯露天風呂へ向かう。石けんは使えないがなんせタダなのがいい。
 熱めの湯で温泉入った〜って感じになる湯であった。
 とりあえずさっぱりしたので次の目的地に向かう。途中青い池に寄りたかったが大渋滞なので素通りする。
 美瑛の街でガソリンを入れ美味い店を紹介してもらう。さて名物はというと、またまたカレーとのこと。
 美瑛豚が美味いとのことなのでカツカレーを注文するがローズポーク並に美味いのには感心した。
 腹もふくれたことだし天人峡に向かい羽衣の滝を見ることにする。
 名瀑百選であるが温泉街から徒歩15分で行ける素晴らしさであるが簡単に行けすぎるとありがたみに欠ける。
 時間も押してきたので旭岳ロープウェイの無料駐車場に向かう。

 しばらく待機し小雨の中を出発しました。望岳台の石碑の脇を通ります。

 昭和噴火口を過ぎるころには晴れ上がりました。十勝岳山頂が見えます。

 山頂直下から見上げる。踏み後があるが右側の岩稜から登るようです

 十勝岳▲2,077m山頂です。360度の展望です

 北方稜線には平ヶ岳・鋸岳の向・美瑛岳▲2,052.2mが見えます。

 南方稜線には、上ホロカメック山・三峰山・富良野岳▲1,911,9mが見えます。

 前十勝岳の噴火口です。噴煙が風にたなびいています。

 十勝岳避難小屋です。美瑛岳への登山路の分岐近くに建っています。

 望岳台より十勝岳を見る。空は晴れ上がり良い天気になりました。

 北の国からの宮沢りえの入浴で有名になった、吹上の湯露天風呂です。

 美瑛で食べたカツカレーです。美瑛豚はローズポークなみに美味い。

 天人峡にある羽衣の滝です。温泉街から少し歩くだけで見ることができます

 旭岳ロープウェイの駐車場は涼しくて、トイレも綺麗で快適に眠ることができた。
 今日は下山後の道中が長いので始発のロープウェイに乗り大雪山最高峰旭岳に向かう。
 天気は快晴で最高の登山日和である。すがたみ駅に着くと正面に旭岳がどかんと鎮座しており立派な山容である。
 サクサクと山頂を目指し、神々の遊び場という大雪山の山々を堪能しながら登る。
 そうこうしているうちに旭岳山頂に到着し、360度の展望を楽しむ。ここで早めのランチをとり名残惜しいが下山する。
 ここも快調に下山するが、膝カックンで難儀している女子高生を助ける。若い子にはいつでもやさしいのである。
 ちょっと時間ロスだがしかたあるまい。あまりにも早く下山してしまったため温泉がまだ空いてない。

 しかたないので先に進むことにする。旭川を抜け当麻町営キャンプ場で日帰り温泉施設を見付けここで入浴する。
 なかな良い温泉であった。ここで海鮮丼を食し層雲峡に向かう。途中上川で氷のパビリオンなるものは発見し入ってみる。
 マイナス41度を体験するというもので、冬の八ヶ岳を登っているので私的には感動はあまりなかった。
 いよいよ有名な層雲峡に入るが期待していたほどではなかった。銀河の滝・流星の滝も遠くからしか見れないのでそれほどでもない。
 まだ先は長いので大雪湖から三国峠に向かうが、
途中の石狩川源流の沢で入れそうな所を見つけ入渓する。
 さっそくエサ釣りで竿を振ると一発でイワナが掛かる。気を良くしまた振るまた一発で釣れる。
 ま〜魚が居るは居るは、釣れる釣れるは!死ぬほど釣れるとはこのとであろうな。
 あまり釣れるすぎると飽きてくるので、毛針のテンカラ釣りに変えるがそれでも釣れまくる。いやはやおそるべし北海道である。
 その気になれば1日1,000匹釣ることも可能だろう。
 いいかげん飽きたところで竿を仕舞い樹海ロードを走り糠平湖・然別湖と通り、道の駅うりまくで車中泊することにする。

 旭岳ロープウェイに乗り込み駅を見る。いい天気に気分も晴れやかです。

 すがたみ駅から降りてすぐのところにチングルマの群生越に見た旭岳です。

 自然散策路から見ることのできる噴煙です。かなり活発に活動してます

 ニセ金庫岩近くから見た山頂です。火山の山らしく瓦礫の登山路を登ります

 遠くにトムラウシ山が見えます。神々の遊ぶ庭と言われるがピッタリの風景です。

 山頂直前から見た姿見平です。広大な庭園と地獄谷が一体となっています。

 大雪山(旭岳)▲2,290,9m山頂です。360度の雄大な景色が見れます。

 北には比布岳が見えます。手前の沢沿いに周回して下山できる登山道があります。

 東には熊ヶ岳の御鉢が見えます。外輪山右を通っているのが白雲岳への縦走路です。

 日本一寒いといわれる上川の氷の美術館で、ー41度の寒さを体験してきました。

 層雲峡にある銀河の滝です。となりには流星の滝があり双耳滝になっています。

 石狩川の上流でテンカラ釣りをしてみました。イワナが死ぬほど釣れます

 朝目がさめるとまだ雨は降っていないが、今前線が通過するのでトムラウシは荒天であろうことは想像できる。
 のんびり朝寝坊したいところだが、毎日早起きしてるのでいつまでも寝てられない。
 今日は休養日と決め観光することとし、まずは帯広で有名な豚丼を食べることにする。
 ちょっと昼には早いが出かけることにする。帯広周辺は大きな川が何本も流れて大平原で牧場が沢山ある。
 瓜幕は競走馬では有名なとこらしく、泊まった道の駅も馬に乗れるらしい。
 帯広市街に着き有名店で豚丼を食べるが、ローズポークのほうが断然美味くちょっとがっかりである。
 次に温泉でのんびりしようと美人の湯で有名な十勝川温泉に向かう。
 予定していた温泉が改装中で、はて午前中で入れそうな温泉もなく公園の足湯にとりあえず入ることににする。
 その脇に温泉宿の看板があり、かんぽ宿は午前中から営業している発見し、さっそく入りに行くが茶褐色の湯で肌がスベスベになった。
 だいぶ疲れが取れたのでトムラウシ短縮登山口に向かって出発する。士幌町経由で周回して瓜幕に戻り十勝川の源流沿いの道を北上する。
 暗くなる前に到着するが、若者パーティの遭難騒ぎがあったり、道を間違えて下ってしまった登山者など波瀾万丈の展開である。

 帯広市街に行き、有名な豚丼を食べてきました。ローズポークのショウガ焼きのほうが美味い。

 十勝川温泉の足湯です。タンニンが多く含まれているらしく肌がスベスベになります。

 トムラウシ山の短縮登山口に着きました。ここで遭難騒ぎがあった

 今日は晴れだろうと夜明け前に起き出すが、すごい雨降ってるではないか?!
 こんなはずでは・・・モチベーションが一気に下がる。でも予備日は昨日使ってしまったので出発準備を始める。
 歩き出してしばらくすると明るくなる。雨もすこし小雨になったようでホッとする。
 カムイ天上を通過すると登山道は田んぼ状態で、笹薮をヘッツて進むので時間と体力を消耗する。
 これは登山靴ではなくスパイク長靴で来るべきところで、とても天上とはいいがたい感じである。
 ここが今回の核心部であったのは間違いない。コマドリ沢分岐で徒渉してからは、ちゃんとした登山道になった。
 ガスと小雨であいかわらず視界は悪いがコンパスでルートファイディングしながら進む。
 山頂直下になるとにわかにガスが切れ青空が顔を出す。天気は晴れなんだけどここだけが雨なんだと大雪山特有の天気がすこし判った気がした。
 山頂に着くと元ワンゲルの単独ハイカーがいて話をすると昨日は避難小屋で沈殿していたとのこと。
 それは正しい判断だったとほめてあげ、昨日の遭難騒ぎを話してあげた。
北海道の山は夏でも風が冷たく甘くみると大変な目にあうと思う。
 他の人が先に下山して、一人しばらく粘ってみたが晴れる様子もないので下山を開始する。
 またあの田んぼ道を歩くとなると気が重いがしかたがない。下山中もあいかわらず視界は無い。
 下山では登山靴がついに完全浸水して、やけになってピチピチ・チャプチャプ・ランランランと鼻歌まじにり歩いてやった。ワイルドだろ〜っ。
 下山後はトムラウシ温泉大雪荘で入浴し、一路後方羊蹄山に登るべくニセコに向かう。

 カムイ天上ですが、どこが天上という感じです。雨の中を地道にあるきます。

 コマドリ沢分岐です。ここを徒渉して対岸にわたり枝沢筋を登ります。

 前トム平です。ごらんのようにガスで視界はありません

 トムラウシ公園ですが、ここでもガスと雨で視界はありません

 こっちのほうに山頂があるらしいのだが、ぜんぜん見えません。

 やっと縦走路に出ました。ここから北に向かい岩稜帯を登ります。

 山頂直下から一瞬だけトムラウシの頂きを見ることができました。

 トムラウシ山▲2,141,2m山頂です。一瞬だけ晴れました。

 山頂から北にのびる岩稜帯の縦走路です。晴れそうで晴れない天気です。

 道の駅ニセコニュープラザで朝を迎えるが、車中泊が沢山いてビックリした。
 しかし今日は天気は快晴で気分が良い。天気予報は昨日と変わらないはずなのに大雪山系の山は恐るべしである。
 夕方のフェリーの時間があるので、暗いうちに半月湖の登山口に向かい日の出前に出発をする。
 8合目までの登山道は樹林帯の中で眺望は今一であるが、おもったほど急登ではない。
 9合目になると視界が開けて絶景となる。ちょうど雲海の上に出て太陽が燦々と照っている。
 外輪山の気持ちのいい登山蔵を半周すると後方羊蹄山山頂である。
 これで今回の目的の五座登頂を完了して気分は上々である。ここで食したザルラーメンが美味かった。
 御鉢周りをして帰りたかったが、苫小牧まで距離があるので往路を戻るこにする。
 下山も絶好調の早さで下り予定時間より早めに登山口へ到着する。

 まっかり温泉で入浴し、洞爺湖を半周しオロフレ峠を越え登別温泉を通り苫小牧へ。
 コープで鮭とばを沢山買い込み、回転寿司で北海道の魚をたらふく食べる。
 苫小牧港で“さんふらわあ さっぽろ”に乗船し一路茨城に向かう。

 6合目付近の登山路です。ガスの中地道に低木の林の中を登ります。

 9合目になると雲海の上にでました。お〜っと言うくらい快晴です。

 外輪山に出て羊蹄山の山頂がはるか遠くに見えます。ここからはのんびり歩きます

 左周りの外輪山はこんな感じの登山路で歩きやすいです

 山頂が近くに見えてきました。右側の方は険しそうな道になっています。

 山頂の御鉢の中です。綺麗な火口で時間があれば降りてみたかった。

 後方羊蹄山▲1,893m山頂です。360度の展望を満喫しました。

 ニセコの街が眼下に見えます。帰りのフェリーの時間もあり脱兎のごとく下山します。

 さんふらわあ“さっぽろ”の船窓から海を眺めながらのビールは美味いです。

 

2012.07/13(金)-17(火) 天気:雨・曇り・晴れ・晴れ・晴れ
 羅臼岳・斜里岳・雌阿寒岳登山(北海道遠征)をしてきました。
 メンバー:N氏・Appleの2人パーティ。 装備:補助ロープφ6.0×12m(使用せず)
 13日(金) 電車で羽田空港まで行き、飛行機で中標津空港まで行く。レンタカーを借りて羅臼=熊の湯=岩尾別温泉Pまで行き車中(泊)。
 14日(土) 5:00発〜6:39弥三吉水〜8:52-58羅臼平〜10:17-25羅臼岳〜11:20-42岩清水〜11:59羅臼平〜13:38弥三吉水〜14:45岩尾別温泉P、
      車で知床五湖=カムイワッカの滝=ウトロ=斜里町=清岳小屋まで行き車中(泊)。
 15日(日) 5:38発〜6:37下二股〜8:16-21上二股〜9:35-10:33斜里岳〜11:17上二股〜12:11熊見峠〜12:55下二股〜13:56清岳小屋P、
      車で移動し道の駅“パパスランドさっつる”で入浴=摩周湖=弟子屈=阿寒湖畔まで行き車中(泊)。

 16日(月) 車で雌阿寒岳温泉Pまで移動し、6:06発〜7:07四合目〜8:51-9:03雌阿寒岳〜9:57-11:18七合目〜12:26-54オンネトー国設野営場〜13:47雌阿寒岳温泉P、
      野中温泉で入浴し、車でまりも街道を南下する道の駅“阿寒丹頂の里”まで行き車中(泊)。

 17日(火) 車で釧路湿原を一周しながら展望台廻りし、釧路で海の幸を堪能して釧路空港より帰路に着くの4泊5日の行程です。

 いろんな諸事情の為に行けずにいた北海道の山に行くことになる。
 やはり土地勘の無いところを登るのは不安も多い。でも、行けば楽しく過ごしてしまうのは私の特技でもある。
 茨城空港から行きたかったが乗継ぎで時間をロスしてしまう為、羽田空港から搭乗し中標津空港に降り立つ。
 レンタカーを借り、ここで第一の任務が飛行機に持ち込むことの出来ないガスボンベを購入することだ。
 目ぼしをつけていたホームセンターがなかなか見つからず苦労する。そして、スーパーで水や食料の買出しをすませる。
 準備完了したら羅臼に向けて一路国後海峡の海岸を北上する。天気はあいにくの小雨模様で国後島は見ることは出来なかった。
 羅臼でウニイクラ丼を食し、熊の湯の露天風呂で汗を流し、夜に羅臼岳登山口の岩尾別温泉に到着する。
 途中ヒグマを見るが怖い感じはしなかった。

 暗いうちから起き出し日の出とともに出発する。湿気の多い樹林帯を登っていくがヒグマ出没多発区域の看板に出くわし、さすが知床の山という感じがする。
 出会い頭にヒグマに遭遇しないようにうるさい感じで登って行くと、第一の水場“弥三吉水”に到着する。
 ここは地中から水が出ているのでエキノコックスは心配ないようである。地元の人もそのまま飲んでいる。
 勾配が緩くなり開けた感じのところが極楽平である。木々に覆われているので視界はあまり良くない。
 仙人坂のを登りはじめると朝靄が晴れ知床連山やオホーツクの海が見えるようになる。
 しばらくすると第二の水場“銀冷水”に到着するが、ここは沢水のようであり飲む時は要煮沸である

 いよいよ雪渓にでるが、雪は凍ってなくアイゼン無しで登れそうなので、そのまま登ることにする。
 上から冷気が落ちて来て涼しい快適な登りとなる。雪解けした場所には高山植物の花畑が広がり美しい。
 羅臼平から上はガスの中で視界は悪そうだが、雨の心配は無さそうである。
 這松の中をかき分けるように登り、羅臼温泉への分岐をすぎると岩清水がある。苔むした岩から水が滴り落ちて風情があり、冷たくて美味い。
 途中雪渓のトラバースがあるが注意して渡れば危なくない。岩稜帯の急登になりしばらく登れば羅臼岳山頂である。
 山頂は狭く周りは断崖になっている。小雨模様で視界はゼロなので記念写真をとったら早々に下山する。
 岩稜帯の途中のテラスでランチをしようとザックを下ろしたら、上からおじさんが落ちてくる。
 運良く目の前の岩で止まった。目測をあやまって足を踏み外して転落したようである。
 すぐに容態を確認すると幸いにも骨折はなさそうであるが、左手指を脱臼している。
 歩けるか確認すると大丈夫だというので、安全地帯まで付き添って下り応急手当をする。
 先に行っていた息子さんに引き渡す。これで山で人を助けたのは三度目になる。
 いやはやドラマの様な出来事があったが、ランチのラーメンを食べしばらく休憩する。
 下山後の道中も長いので、あんまりのんびりできないので一気に下山することにする。
 雪渓の下りは安全のためにアイゼンを装着し快適に下る。

 下山後は岩尾別温泉の露天風呂で汗を流す。知床五湖に向かうが有料なので、そのままカムイワッカの滝に向かう。
 知床半島に沿った道はかなりのダートで距離もあり四駆でないと厳しい。
 そしてウトロに向かいホッケ焼定食を食べオシンコシンの滝を見て斜里岳に向かう。
 斜里町の道はまっすぐでおまけに直角に曲がるのでスピードの出し過ぎ注意である。

 岩尾別温泉から少し登ると木下小屋がある。ここで登山計画書を提出して入山する。

 樹林帯の中をしばらく登るとヒグマ出没多発区域の看板が、さすが知床の山と注意をしながら進む。

 二番目の水場“銀冷水”を過ぎて雪渓に出る。羅臼平直下まで続きけっこう勾配もあるので注意です

 羅臼平に到着するが、あいにくガスの中で視界は悪い

 天場近くにはフードロッカーがある。ヒグマはエサを求めてテントをあさるからである。

 岩清水の水場です。苔むした岩の隙間から滴り落ちる水は冷たくて美味い。

 山頂直下の岩場。雪渓をトラバースし岩稜を登るともうすぐ山頂です。

 羅臼岳▲1,661mです。残念ですが山頂だけガスで視界ゼロである。

 下山途中からは知床五湖が見える。その先はオホーツク海です。

 カムイワッカの滝です。ここまで来るには結構なダート道を走ります。

 上部の源泉から温泉が流れてきてますが、ここでは水がぬるいです。

 オシンコシンの滝に寄ってみました。すぐ海に流れ込む滝でなかなかの名曝です

 駐車場の車の前で朝食を食べていると、ぞくぞくと車やバスが上がってくる。
 車が少ないなと思っていたら、ここは深夜はトイレが使えなくなってしまうので下で泊まってくるらしい。
 準備もできたので出発する。清岳小屋に登山計画書を出して小屋脇より入山し林を抜けると林道歩きになる。

 林道終点に看板と広場がありここから沢沿いの登山道になるが普通の登山靴で歩ける。
 何本か滝の水流脇を登ったりへっつたりするが、危ないところにはロープがあり問題なく登れる。
 上二股で休憩をとり細くなった沢の中を登っていくと水流が無くなったところで登山道にでる。
 沢から上がったとたん太陽の直射をあび汗だくで登ることになる。おまけに急登でガレ場が稜線まで続く。
 稜線にあがると風が通るようになり涼しくなる。ここでも休憩をし眺めを楽しむ。
 地元の中学生がへばった仲間を励ましながら登っている。ほほえましい光景だ。
 あとは最後の一登りで山頂だが、途中でシマリスが私の周りで落葉を集めているのでしばし観察する。
 ぜんぜん逃げるどころか足下に寄ってくるではないか。やはり動物には良い人はわかるようである。
 シマリスを見送って斜里岳山頂に着くと快晴360度の展望です。ここでランチのラーメンを食べ至福の時間を過ごす。
 山頂から見える三井コースがヤセ尾根の岩稜帯ですばらし登山道だ。歩いてみたくなる。
 見飽きない風景であるが、きりがないので下山することにする。
 登って来た道を戻り上二股から新道コースで下山する。こちらは雪解け後の高山植物がすばらしい。
 途中から斜里岳の全体を見ることが出来る。熊味峠を過ぎると急降下の道で滑りやすいので注意だ。
 下二股で沢沿いのコースに合流し往路戻るが、偶然にも昨日救助したおじさんと遭遇する。
 処置が良かったのであまり腫れなかったと感謝された。

 下山後は、道の駅“パパスランドさっつる”で入浴し摩周湖に向かう。
 下界は晴れているのに摩周湖への道を登って行くとガスの中に突入する。第三展望台から順に見て行ったが湖は見えなかった。
 しかたがないので摩周湖第一展望台のドライブインで地元のB級グルメを堪能し阿寒湖に向かう。

 林道終点にには斜里岳道立自然公園の看板があり、この先の広場をすぎると沢歩きになる。

 羽衣の滝です。このような滝が何本もあり涼しく快適な登りです。

 上二股を過ぎると沢の流れも細くなり沢の中を進むと斜里岳の稜線が見える。

 稜線の鞍部から別海岳と羅臼岳が雲海の浮かぶ島のように見える。

 斜里岳山頂はもうすぐです。地元の中学生の団体が励まし合って登るほほえましい光景がありました。

 振返ると凛々しい稜線がつながっている。登山道がありそうだが廃道になったらしい。

 シマリスが沢山の落葉をほおばりながら私の足下へ。動物は良い人はわかるらしい。

 斜里岳▲1,545m山頂です。快晴で360度の展望でしばらく絶景を眺めていました。

 山頂から見る三井コースです。ヤセ尾根の岩稜ですばらしい登山道です。

 下山中の新道コースから斜里岳を見る。ここからだと岩稜の稜線であるのが判ります。

 熊見峠に向かう稜線です。午後になると雲と風がでてきます。

 摩周湖に寄ってきました。下界は晴れているのに霧で何も見えません、霧の摩周湖は本当でした。

 昨夜は阿寒湖畔で車中泊したが、アイヌコタンの祭典があってにぎやかだった。
 夕食は阿寒湖のワカサギの天ぷらを食したが抜群に美味かった。やはり水が綺麗だとこうもかわるもの?
 朝になり雌阿寒岳温泉の登山口に移動して朝食をとる。するとまたまた救助したおじさんに遭遇する。
 登山口で登山計画書を出して、まばらな樹林帯の中をサクサクと登る。
 今回は道東三山の中で一番楽な山なのでお気楽ハイキングです。樹林帯を抜けると這松帯になり景色が良くなる。
 このころ同じペースで登る外人夫婦と抜いたり抜けれたりとなる。たぶんオーストラリア人だ。
 六合目を過ぎると樹木はなくなり火山特有のガレ場を登るが、下界は朝靄で隠れて眺望はいまいちである。
 外輪山につくと硫黄の匂いがするようになる。ここを登る唯一の危惧が火山ガス発生による入山禁止であった。
 あまり長くいるのはリスクが高くなるのでサクサクと登り雌阿寒岳山頂に到着する。
 しばし景色を堪能したら外輪山を周回して下山する。安全地帯の七合目でランチをとり昼寝をする至福の時である。
 さっぱりしたところでオンネトーに向かって下山する。湖畔のキャンプ場休憩所でミルクティーを飲み雌阿寒岳温泉に戻る。

 雌阿寒岳温泉の駐車場です。広くてトイレもあり快適なスペースです。

 二合目の唐松林の中を登る。今回はお散歩のようなハイキングなのでお気楽です。

 樹林帯を抜けると雌阿寒岳の裾野がよく見える。ガスがどんどん押し寄せてくる

 裾野をぐるっと回り込んで行くとフップシ岳が見える

 六合目を過ぎると樹木はなくなり火山特有のガレ場になる。

 外輪山に着くと噴火口内には、もくもくと噴煙が吹き出している。

 雌阿寒岳▲1,499m山頂です。雲は多めですが360度の展望が楽しめました。

 山頂より阿寒湖と雄阿寒岳を望む。距離はありますがこちらの湖畔からの登山道もいい感じです。

 外輪山を周回すると眼前に阿寒富士が見えます。立派な山容です。

 オンネトーコースを下山すると湖が見えます。神秘的な湖です。

 オンネトー側の登山口ですエゾマツ林の中を歩きます。

 キャンプ場を抜けオンネトー湖畔を通り、谷沿い道を通り台地を越えて戻る。

 昨夜は道の駅“阿寒丹頂の里”で車中泊し、温泉に入って無事道東三山の登頂を祝して乾杯した。
 丹頂鶴を見ることはできなかったが気分は上々である。
 予備日の今日は釧路湿原を周遊することにする。まずは北の端コロッタ展望台に向かう。
 道は空いており飛ばし放題であるが取り締まりがよくあるので注意だ。
 展望台にのぼると釧路湿原が見渡せる。う〜ん広い〜が第一印象だ、あとは無い。
 鉄道から見る湿原で有名な細岡展望台に向かう。う〜ん広いが同じ様な風景だ。
 じゃ〜腹も減ったので釧路市街に和商市場で向かい有名な勝手丼と花咲ガニを食する。美味かった〜っ。
 すこし時間があったので“くしろ水産センター”を見学して釧路空港に向かい帰路につく。

 コッタロ展望台入口です。トイレになっており写真など展示してある。

 コッタロ展望台より釧路湿原の南東方面を見る。ほんとに広い。

 コッタロ展望台より釧路湿原の東方面を見る。あの川にはイトウがいそうである。

 細岡展望台より釧路湿原の中央方面を見る。見渡す限り湿原です。

 和商市場で花咲ガニを食べる。鮮度が良いここで食べると絶品です。

 釧路空港より羽田空港に向かって飛び立ちました。釧路の街が雲海に埋まり幻想的な風景です。

 

2012.07/17
 私の趣味である「楽しむ登山」や、「野外活動」を紹介するページです。


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